『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2021年5月12日水曜日

ロータリーの友を読もう5月

ロータリーの友を読もう5

表紙 

段々と世間が瑞々しくなってきた。碧という色は青と緑の組み合わせで何百何千もの彩になる。

初夏の風景、微妙な碧を楽しませてくれる。気持ちよくページをめくる。


RI会長メッセージは

青少年交換がロータリーの入り口となったクナーク会長。今月は3年前にこのプログラムで

ホストファミリーを務めた、ジンバブエのローターアクターの提言を紹介している。

「早く失敗して、早く学んで、自分自身でいることの重要性を知る」という言葉が印象に残った。

多様性を持ったロータリアンとの出会いが若者の人生を変える。そんなロータリアンになりたいものだ。


P7)特集 青少年奉仕月間「あなたのエールで輝く若人」

異文化交流の原点についてのインタビュー記事。一方的なリポートではなくインタビューという形で

内容を掘り下げている点がいい。「並ぶ」という習慣が日本独特のものだとは気づかなかった。

米山奨学会を通じてロータリーを知り、母国エジプトの考古学、文化を通じて異文化交流を深め

環境問題など地球的規模で考える視野を身に着けたとか。将来は大学教授となりエジプトの教育を変え、

次世代の人材を育てることで社会に貢献する。夢は世界平和というのも素晴らしい。

古代エジプトの豆知識がコラムで入っているのも興味が湧いていいと感じた。


 次もインタビュー。読者の関心事から切り込むという手法は、世代や文化に隔たりが在る相手を

理解するには効果的だと思う。グローバル補助金奨学生の彼女は留学先で国際交流栄養学を専攻して、

現在国際医療NGOで栄養管理部のマネージャー。私には全く未知の分野だが

「食が人々に与える幸福は国や環境が違っても同じ」という一言に関心をそそられた。

拙速に変えようとするのではなく、現地の人に寄り添い一緒により良い方向を探す。

活動の信念に感動してしまった。最後にマザーテレサの言葉「家に帰って家族を愛しなさい」が大好きだとか。

人柄まで見えてきた。このページにもコラム

一度行った事があるが、改めてカンボジアにいきたくなった。

 

P16バギオ基金「フィリピンの若者の夢と希望を実現 日比の懸け橋」


P18侃侃諤諤「新型コロナ体験 得たこと 失ったこと Part 1

寝ても覚めてもコロナ、コロナで情報が反乱しているが、どれもこれも不安と責任のなすり合いばかり、

コロナ鬱になりそう。with Coronaで上手に過ごす方法はないものか、と思っていたら、

今回の「侃々諤々」は役に立った。

会社を社員とコミュニケーションを深めるために居酒屋化しようとか、いい本と出会う機会、

日頃思っていることをこの際出版するITを学んでニューノーマルなクラブに変化させよう、

屋外の活動がだめなら頭を使った作文コンクールは?今までできなかった趣味、

例えばピアノに挑戦する、などなど結構楽しめる。

特にリモートやテレワークは、あくまでもウィルスと戦う手段、失ったものはすべて栄養になると

思えば耐えられる、という意見は「得たり!」という思いだった。


P21「視点 ガバナーのロータリー・モメント」

今月号には、当地区2730のガバナー風呂井 敬ガバナーが登場している。

「ロータリーは知れば知るほど奥深い組織です」という故先輩PDGの激励通り、

コロナに翻弄されつつ挫けず積極的に行動されている姿には頭が下がる。

クラブの個性を尊重し、それを魅力にしようと仰る、本当にロータリーを愛する方です。


P26Rotary projects around the globe

数字と写真を眺め、目についたところから読んでみる。

今回は171,000、人口18,000人のクック諸島を2019年に訪れた人の数。

新型コロナの感染事例が未だに確認されていないこの島では、出見世やダンスパーティ、

打ち上げ花火も思いのまま。いいなぁ

P28) よねやまだより

P30「大人の着こなし図鑑 衣替えの準備」

グッドタイミング!丁度冬物をクリーニングに出そうと思っていたので役に立った。

虫はグルメでポリ混紡など食わないで、いい素材から食うらしい。知らなかった。

ドライクリーニングは油性の汚れには向いているが汗など水溶性の汚れは落ちないことも

ウールやカシミアを頻繁にクリーニングに出してはいけないことも知らなかった。

汗汚れは蒸したタオルを当てるとか、メンテナンスではブラッシングや歯磨きに

中性洗剤で泡立て拭き取るのが有効とか、男でもこのくらいは知っておかねば。


P32PICK OUT PROJECT「クナーク会長が例会にやってきた」

オンライン例会だからこそ実現した、信じられない試み、なんとRI会長が日本のクラブの

例会に参加した。クナーク会長は国際協議会の後、一度もドイツを出たことはなく

バーチャルプレジデントとご自分で仰っているが、確かにこれはコロナが生み出した

新しいロータリーのスタイルに違いない。ニューノーマルが定着しそうな気がする


P33連載コミック「ポール・ハリスとロータリー」

P40「地区大会略報

P41NEW GENERATION

P43「エバンストン便り」

P44「財団管理委員長からのメッセージ」

【裏表紙から】

P4SPEECH子どもたちの健やかな心を育む 

(社医)あさかホスピタル院長・佐久間啓氏

最近良く耳にする、アスペルガー症候群のADHDについて、

その対応の仕方が解説されている。

すごく能力のある子、あるいは大人なのに、社会的な活動ができない、

周囲に全く関心を示さず付き合いにくい場面に何度も出くわす。

でもどう対処していいかわからないのが現状。「ADHDだから気にしないで」といわれても、

身内に関わりのある人なら、それで付き合いが終わってしまっていいわけがない。

子供だったら独りにしないで寄り添ってあげる、とか、身体の不調は心のストレス、ということを理解して

気を配ってやれるが、大人の場合は・・・?

実際に身につまされているADHDの大人との付き合い方などもぜひ講演していただきたい。


P9「この人 訪ねて」潮田武彦さん 下館RC

「儲かる農業2021」全国2位の人参農家の経営者。農業界の風雲児と言われ、

農業をしながら「農家」という意識はない。生産、加工、流通、販売を一体化させる

六次産業化を目指しているが、金儲けがしたい、成功したいとい気持ちだけではない。

基本は土。窒素、リン酸、カリはご飯、マグネシウム、カリウム、硫黄がおかず。

適切な肥料の投与で土が変わるという。 必要としてくれる人がいるから赤字でも作る。

人のためになることが分かったらビジネスとして返ってくる。まさしくロータリアンだ。


P13「卓話の泉」睡眠力を鍛える

日本人の睡眠不足が経済に与える影響は15兆円、ということにびっくり!

睡眠は感染症にかからない体力づくり、免疫機能の向上につながる。

あっという間に眠れるのは脳が疲労困憊していることでいい状態ではない、

眠れる身体の基本は「温める」「緩める」ことだとか。これは勉強になった。


P13「私の一冊」

P14「ロータリー俳壇・歌壇・柳壇」

P16「友愛の広場」

P20「ロータリー・アット・ワーク」