『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2018年12月7日金曜日

ロータリーの友を読もう12月


Rの友 地区代表委員  深尾 兼好
RI会長メッセージが素晴らしい!
RI新会長を紹介する7月号の表紙に登場する
群れと違う方向を見つめるフラミンゴに注目!
仲間と一緒に進む前に立ち止まって別の方向を見てみる。
プライベートでもロータリーでも進路を決める時は他にもっといい道はないか
と探してみる好奇心と勇気、そして信念が何より必要、これが変化の起点なのである。

今月の特集
『子供サイエンス実習』
「知的好奇心に火をつけろ!
ということで子供たちの疑問に耳を傾け、
好奇心に応えてやろう、という試みが各地のロータリークラブで行われている。
特に理科系の教育支援が面白い、
手回し発電機で車が走る」等、魅力あるテーマに自治体の支援も取り付けて
継続的な子どもサイエンス事業を行う吉川RC
「スペースロボットコンテスト
の国際大会を実施した滋賀県大津の4つのRC
モノづくり教室で日立のOB技術者を巻き込んで「ペットボトルロケット
懐かしい「ポンポン船
等をつくる清水RC。またこれも外部の専門家の協力を得て、様々な理科実験を行っている函館五稜郭RC.
「ノーベル賞を目指せ
と身近な先端技術に興味を持たせる「サイエンススクール

を主催する野々市RC
氷と塩でアイスクリーム作りを指導した花巻RC,
教員を対象とした理科講座、を受講したSST(スーパーサイエンスティーチャー)
を活用した「理科教育環境整備事業
を始めた東京八王子RCなど、
子どもたちだけでなくロータリアンも一緒に楽しんでいる魅力的な事業ばかり。
参加したくなるテーマである。

16頁からは12月疾病予防と治療月間の特集『命と心をつなぐ活動』
口腔外科医として、チュニジアとモンゴルで口唇口蓋裂の治療体制の確立に貢献した
佐賀RCの香月武会員の報告の中で「最初は私個人のボランティアであったが、行く先々
にロータリーがあり、そこから人脈が広がり、支援の輪が広がっていく、ロータリーの
協力がなければ活動の中断を余儀なくされたであろう」という言葉が印象に残った。
現地の要請にまず個人で応え,ロータリーの支援を得て、国際的な支援活動に発展させる、
更にVTTによって支援を継続化させた香月氏は正しく
Mr,Barryのいうインスピレーションになった、ということだろう。
また、高知南RCでは、高知大学の協力を得てブラジルでの内視鏡技術の伝授に貢献。
これもグローバル補助金VTTの派遣が支援の継続化に貢献している。
素晴らしいのは、
関係した方々が悉く事業を通じて関係を持ったロータリーに入会された、
ということ。
30頁の『よねやまだより』
米山学友会の台湾や韓国での活動だが、東日本大震災やその後の災害で多額の義援金が
贈られたことは知っていたものの、恥ずかしいことに台湾に500名以上の米山会員
がいることや日本語を公用語とするとRCの存在、日本人留学生に対する10,25
にも及ぶ支援は全く理解していなかった。
更にその活動は、韓国にも刺激を与え2年前から日本人留学生への奨学制度が
始まった、という。
政治や宗教、民族意識をも超越する、ロータリーって素晴らしい!
と、もう一つ。「オランダ ハーグ ニアスポートRC
。ニアスポートとはニュース
ゲートの事。その名の通りプレスセンターを拠点とするRCということで、
移動の激しいジャーナリストや政治家が滞在期間中だけでもRCに所属できるように、
と考えられたクラブらしい。ロータリーは進化するなぁ・・

縦組みに移って、SPEECH
テレビでもお馴染みの中央大学武田邦彦教授IMでの講演の要旨
「新しい人生と寿命を延ばす方法」
18世紀の産業革命で機械化によって失業する労働者が増える、といった危惧が全く無用
のものであったように、
効率化された社会は新しい職種を作り失業率はわずか2,8

現在不安を与えているAI(Artificial Intelligence)
人工知能も使い方を誤らなければ頼りになる手足、そして自分を超える頭脳として
機能する。人間は、こうして得た人生の延長を有効に活用しなければならない。
たった100年前に男女とも43歳だった平均寿命が、現在は80,79歳、女89,05
人生100年時代も可能性ありとか。となると
50歳以上は「第2の人生
。人は人のために生きているという観点からすると、
社会性を持った人間は人から感謝されれば寿命が延び不要とされれば消滅する
ことになる。癌遺伝子はストレスによって活性化するから笑って過ごせばいい。
お互いに頼りあって必要とされて、男女が共生していくことが望ましいそうである。

『クラブ訪ねて』は埼玉県越谷RC
越谷は知らなくてもイオンレイクタウンは知っている、といわれるほどの巨大な
商業施設をもつ町だが、この町の越谷RCが運営するイベントが面白い。
「三ノ宮卯之助に挑戦!
という力持ち大会。
50貫目の石を持ち上げた卯之助に因み、一般男子は50キロの米俵を抱えて16m走る。
女性も子供も力持ちを競う。これで町を活性化するのが狙いとか

投稿のコーナー、今月当地区は沈黙・・・個人的には『友愛の広場』本宮RC高田会員
「日本の禍機」を読もう 清冽な愛国論で知られる朝河寛一著を現代文で読もう、
という投稿と『ロータリーアットワーク』有田RC
「僕らが有田を楽しいまちにする!コンテスト
持続可能な地域おこし事業として関心を持った。