『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2020年11月12日木曜日

ロータリーの友を読もう11月

 

表紙 

対岸の山上に三日月がかかる。窓を開けて風を入れると結構寒い。

でも熱燗飲み終わるまでこのまま月を眺めていたい・・・想像力をくすぐる絵です。

今月は、我が2730地区からの投稿が4件、久々に地区委員さんはご満悦です。

一件は、16ページ。小中学生に勉強を教える寺子屋塾を開設した「鹿屋高校インターアクト」の活動。

2件目は「ROTARY AT WORK」 産学官の連携を目指す「鹿児島大学アカデミーRC認証状伝達式」

3件目はコロナ禍中に行われた「鹿児島西RC500回学習会」 。4件目は歌壇でコロナ禍を詠った

「宮崎RCの薗田潤子さん」が入選。ぜひご一読を!

RI会長メッセージは

より多様な人々の受け入れを促進するタスクフォース(緊急組織?)の設立によって、

ロータリーで初めての女性RI会長ノミニーが選出されたことを紹介し、RYLAの学友、

アリア・アリさんの言葉を借りて「ロータリーは多様性の扉を開く」ことを伝えている。

「他人のことを自分のこととして考えることができれば、偏見はなくなる」・・・

素晴らしい言葉だ。

今月はロータリー財団月間

「グローバル補助金を知ろう」

海外のRCと連携したり、留学生に奨学金を給付するなど、グローバル補助金の

有効な使い方は様々、ポイントをしっかり押さえれば、「あなたのクラブでもできる」

我々も、ぜひ取り組んでみたい。

まず始めが、

「大切なのは3つのポイント」という報告。

タイ・チェンマイへの医療機器提供にグローバル補助金を活用した小牧RCの報告では、

「知る」「見る」「信頼性」が、そのポイントだが、最も重要なのが、相手が信頼できるかどうかを

見極めることのようだ。双方のガバナーが知り合いだとか、現地に友好クラブが有るといった

状況ならまず安心。RIWebサイト「ロータリーショーケース」からも検索できるが

信頼関係を築けるかの見極めは難しい。やはり実施国の支援要望を知り、現地RC

関わっていることを確認することが必須。であろう。



次は

東京麹町RCの例。バリ島への医療支援で、財団から7万ドル以上もの資金補助を得て

子供たちのCLP(口唇口蓋裂)手術を実施。現地のクラブの事業経営能力に驚いた。

という報告が掲載されている。私のクラブでもカンボジアの医療支援にグローバル補助金を

活用しようとプロジェクトを進めているが、コロナ禍もあって、なかなか現地のRCとの話が

進まない。いきなりこちらから事業提案を持ち込むのではなく、まず、現地RCの意見を聞き

信頼関係を築いたのち共同で提案すべきだったと反省した。

最後が補助金を受けた奨学生の報告

京都RC、千玄室さんの「一碗からピースフルネスを」という言葉に感動して、

グローバル補助金を貰い、UCLAに留学した岩村華子さん。比較教育学を学び、

メキシコで教育活動に従事、文化の違いが差別を生む社会の中で、多文化共生と取り組む。

ロータリアンではないが、本物のロータリアンだ、と感じた。



ページを捲ると見開きでポリオワクチン投与の写真

アフリカ地域野生型ポリオ根絶の文字

これで残すは、アフガニスタンとパキスタンの2国になった。

 

また115日を含む週はインターアクト週間

地域に貢献するロータリーの芽ということで

2つのインターアクトクラブが紹介されている。



一つは我が2730地区の鹿屋高校インターアクトクラブ

エコキャップや紙芝居映像化、伝統芸能の伝承など積極的に活動するIACが、

地域の教育活動と取り組んだ。小中学生に自分たちで教える寺子屋塾を開設、

子供たちの質問に苦闘しながら、教える側、教わる側、双方に利ある

面白い取り組みとなった。



そしてもう一つの特集が

『どうなった?例会』

「ロータリーの友」が実施したアンケートの集計。

1、新型コロナの例会への影響

1回でも休会したクラブは97,2%3月上旬、一気に休会するクラブが増えている。

元通りに再開したクラブは70,4%1/4は回数を減らしている。再開したのは6月上旬

未使用となった例会開催費用はほとんどが留保、寄付や活動資金に転用したクラブもあった。

「こういう時期こそ仲間意識を高めよう」「あえて奉仕・活動しない勇気も必要」という

メッセージが寄せられ、災害支援等の準備や周年事業の積立に振り替えたクラブもあった。

2、感染予防のために講じた、会合形式

オンラインやDVD配布で行ったクラブは、37,3%そのうちWeb会議は78,1%

半数は例会場とオンラインの混在を採用していて、会員の評価は86,6%が肯定的。

ただ、コロナ終息後この方式を採用するか、については」半数以上が否定的のようだ。

新しい生活様式はかなり厳しい・・・かな

オンライン例会の良い点は、「三密が避けられる」「出席率が上がる」「開催費用が安く済む」

「仕事の都合とかで例会に参加できなかった会員も参加できる」

「みんなの顔が見えて却って親近感が深まる」という意見が寄せられた。

逆に悪い点は、「ソフトの不慣れで混乱する」「見えづらい」「聞いてるだけの会員が増える」

「事務的で冷たい」「親睦が生まれない」PCを仕えない会員は欠席、退会に進む」

「雑談が出来ない」「SAAの仕切りがまずいと、会話が重なる」

とはるかに否定的意見が多いのは、今後に課題を残すと思われる。

3、例会の感染予防

殆どのクラブが予防策をとっている。

ソーシャルディスタンス、マスクの着用、消毒、検温の他

歌、握手、食事を中止しているところもある。歌はハミングでというのは面白い。

食事を一斉ではなく自由分散にしたり、弁当にして持ち帰るというクラブもあり、

個人的には

当面は、物珍しくて悪くないが、いつまで続くものか?必ず飽きが来るような気がする。



連載コミック

『ポール・ハリスとロータリー』

3章 ポール・ハリスの沈思黙考(前半)

電子版にアニメーションが公開されていることを初めて知った。

結構楽しめる。例会で上映してみたい。

5年間の放浪?社会体験を経て、シカゴに居を移し弁護士を開業。

2年ほどで生活は安定したものの、シカゴの街には誰一人顔見知りもなく、心の渇きを覚え、

この街の異様な冷たさと寂しさを痛感。工業化による都市の歪の中で、自由競争がもたらす

実業家たちの警戒心を解く必要性を感じる。教会でも、それは救えない…

そんな時、先輩弁護士が主催する依頼人との社交クラブに参加し、

同業者の組合ではなく異業種の交流会を思いつく。

これがロータリーの起源。心が休まる場所、時間、交歓を創ることが

ポール・ハリスの願いだったに違いない。



今月はいつもはあまり読まないページから。

『エバンストン便り』

初の女性RI会長ノミニー ジェニファーE・ジョーンズ氏が紹介されている。

カナダ人で「END POLIO NOW 歴史をつくるカウントダウン委員会共同委員長」

また、メディア関係の職業を活かしてテレソン(長時間テレビ番組)を創り、

コロナ対策のファンドレイジングを主導したスーパーレディのようだ。

これからのロータリーは「適応力」が鍵。うーん・・・難しい。



もう一つRI指定記事、R財団管理委員長からのメッセージ

『財団を通じて未来に投資しよう』

ラビンドラン財団管理委員長のメッセージは説得力がある。

成功するまでに1万回失敗したエジソンは、

「うまくいかない方法を1万通り見つけただけ」と言ったとか。

ロータリーも、失敗や障害があっても決意と創造制を失うことはない。

グローバル補助金の活用は、導入時の50%増し、金額は123%増えた。

でも年次基金への寄付は5%しか増えていない。

ランプの炎を灯し続けるためには、オイルを入れつづけなければならない。

世界中の地域社会の未来に投資するならロータリー財団を置いて他にない。

その通り、頑張らねば。

 



ひっくり返して縦組みを見ると

SPEECH

『世界で活躍する人材・ロータリー平和センター』

国際基督教大学前学長の日比谷潤子氏の講演要旨。ロータリー平和フェロー、

平和センターというという事業に、今までほとんど関心を持ったこともなかったが、

この講演要旨を読んで、ロータリーって凄い、平和という活動一つとってみても、

極めて多岐にわたり、あらゆる角度から世界の平和を希求している、

ということがよく分かった。それが日比谷氏の言う「翼を折らないように娘を育てる」

いや、女性に限らずいろんな境遇の若者の可能性を広げてあげることなのだと理解した。

氏が学長を務められたICUという大学は、日本人初のRI会長、東ヶ崎潔氏

国際協力によって創立された大学で、世界中からフェローを受け入れ平和研究の

修士号を取得させる唯一の大学らしい。広島の被爆者へのインタビュ-という

ICU独自の強烈なプログラムもある。インターンシップが必修で学生時代に国際機関や

政府機関、NGOで実務を体験するというのも素晴らしい。日本人は社会に出て改めて

大学に戻るということは、あまりないと指摘されていたが、

「何でもやってみよう」 そう考える日本の若者が増えることに期待したい。



『この人訪ねて』



静岡島田RCの河村隆夫さん。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」

川留で大繁栄した宿場町島田の名主の後裔。曽祖父は近代静岡茶の創業者で、

ゆるキャラ「宗平先生」だとか。

文系、理系共に博識で、科学者をも、文学者をも目指したことがあるらしい。

しかも、冑佛の研究では、かなり有名で、「カブトボトケ」の名を世界語に高めた人。

恐らく毎日、多種多様の雑用で追いまくられ、そのことを楽しんでおられる方だろう。

著書「蒼天のクオリア」の序文に記された「ユニークな人生の中に宿る普遍性」

なんとなく分かる気がする。



『友愛の広場』

横浜港北RCの桑原薫会員の卓話「ロータリーの法則」は、歴史とともに変化した

ロータリーの概念が極めてよく分かる。Serviceとサービス、奉仕の違い。互恵取引を

指向したFellowship、激しく対立したWe serveI serveの理念。2334決議の中核となった

シェルドンの言葉の位置づけ等々、初めて明確に教えられたような気がする。



『俳壇・歌壇・柳壇』では歌壇に当地区宮崎RCの薗田潤子さんが入選。

感染者100人超えるタクシーの ラジオはレゲエ 車窓あかき月 



『ロータリーアットワーク』

文章編に当地区の「鹿児島大学アカデミーRCの認証状伝達式」の投稿、

コロナ禍に加え豪雨という凄まじい状況で、産学官の連携を目指す新しいクラブの

決意が語られた。

ともう一つ我が「鹿児島西RCの学習会」がなんと500回を迎えた。

万全の感染対策で行われた記念の講演。

42年に亘り途切れることなく継続された学習会はコロナなんぞに決して負けない。



2020年10月9日金曜日

ロータリーの友を読もう10月

今月のイラストはちょっと力強い。かぼちゃとパプリカ、赤唐辛子が転がっていてもうすぐ秋。
色使いが素晴らしい。コロナ何するものぞ・・・ 

RI会長メッセージは
ソーシャルインパクトネットワークRCのレベッカ・フライさんの紹介。オンラインで
例会やプロジェクトを行うEクラブだが、会員を地域に限定せず、どの国からでも
受け入れる今までのロータリーの概念を変えるクラブで、主にロータリー学友で
組織されている。会員としての価値に重点を置きクラブを変化させ、
更には会員の国際的なつながりを活かしてクラブという枠を超えた活動を指向する、
まさにホルガ―・クナーク会長の言うロータリーの多様性で変化を推し進める
新しいモデルとなるクラブのようだ。

今月の特集は、コロナ禍での自然災害
「各地からの思いをつなぐ」
恐れていたコロナ禍中での災害、熊本豪雨におけるロータリーの災害復旧支援活動が紹介されている。
まず始めが、
周辺RCの支援で「人吉市の街中に支援物資拠点を構築した」という報告。
人吉中央RCの村田優子会員は、自らも被害を受けながら、混乱する被災地
の中で、持ち店舗を提供し、近隣のロータリアンの協力で拠点を立ち上げた。
各地のRCから続々と支援物資は到着し安堵したが、避難所に派遣された
保健師がコロナに感染。コロナの渦中では県外からのボランティアを受け入れることも
かなわず、8月末時点でも、まだ街のあちこちで災害ごみが山積みされたまま
だという。極めて困難な状況の中、地元ロータリーの力が問われている。
次は
熊本地震での経験から、人吉RCの本田節会員が、
炊き出し支援を効率化するキッチンカーを提案、
地区の被災地支援プロジェクトに申請して「ロータリー命のキッチンカー」が誕生した。
今回の豪雨では、キッチンカーも被災したが、たくさんのロータリアンの物資支援や労働支援で
4日後にはキッチンカーを走らせ被災地で「食の支援」を行った。「まずは、ロータリアンが
元気にならなければ」とう人吉RC会長さんの言葉に大きく頷いてしまった。

次は被災地に入ったローターアクターからの報告。
やはりコロナのため、県外からの動員は望めず、災害支援経験の無い、熊本、大分のメンバー
だけで、人吉、八代、日田の復旧を手伝った。すくってもすくってもかたずかない泥、
不慣れなため効率も悪い、経験者の知識と経験が全国で共有できるシステムがあれば、と
痛感したそうである。

最後は
被災地県外からの支援の報告。東日本大震災でお世話になったお返しに
「愛サーブを九州へ」をスローガンに「復興支援プロジェクト」を立ち上げ
支援物資を人吉に送った福島二本松RC、
タイの小民族支援を通じて交流のある人吉中央RCにいち早く義援金と冷凍参鶏湯を
送った大阪梅田RC。この参鶏湯は、前述、街中の支援拠点で熱々がふるまわれたとか。
他人事で済まされることではないが、迅速で心温まるロータリーの大きな
支援がホントに嬉しい。

もう一つの特集は
これも日本のロータリーだけの月間。
『米山月間』
最初のページは、米山記念奨学事業の歴史、1952年東京RCで構想、67年に財団化、
71年にカウンセラー制度、72年功労者制度、83年には台湾に米山学友会が誕生している。
その後は、日本国内、韓国、中国、タイ、ネパール、モンゴル、スリランカ、マレーシア、
ミャンマーと続々学友会が結成され、RCも台湾と東京で認証されている。
アジア各地の若者の日本理解を願った米山梅吉さんの思いは見事実を結んだような気がする。
次が親善大使新しい3人を紹介。アフリカトーゴ、オーストラリア、中国の学友出身者で、
国内外のロータリー会合に出向き、米山記念奨学事業のPRを行う。IM等地区の催しなら
奨学会の広報に申し込めば、旅費等は奨学会の負担で派遣してくれる。
例会卓話の場合の旅費はクラブ負担。日本を信頼してくれる彼らの話、是非とも聞いてみたい。
『世界中のロータリープロジェクト』
1,フランスでは乳がんのサバイバーをテーマとする写真展「ビーナスの夜会」を開催。
  参加者に乳がん治療や定期検診の必要性を訴えた.
  因みにフランスの乳がん発症者は8人に一人、毎年約5万人に上る。
2,ケニアでは、バイクタクシー「ボタボタ」がコロナのため利用激減。
  その運転手を救済しようとキャンペーンを展開しロータリアン、
  ローターアクターらの寄付により、彼らに食料などを提供した。
3.インドではイギリスのロータリアンの発案で、砂塵の多いインドで
  白内障の治療を行う現地RCとの共同のプロジェクトを立ち上げた。
4,メキシコでは。カナダのRCが劣悪な住宅事情を解消しようと
  大工職人を率いて18人のロータリアン他が自分たちの手で、10日間かけて
  2組の家族に3LDKの住宅を提供した。費用は概ねをクラブと地区が負担した。
5,アメリカではアイオワで氷が張った湖面に車を浮かべ、沈む時間を当てるという
  変わったチャリティイベントが開催された。
  くじのチケット販売による収益は地域事業や、
  沈んだ車を訓練として引き上げてくれる消防隊への寄付に使われるとか・・・
  身近なアイデアが面白いイベントを生み出す。我々も見習わねば。

『大人の着こなし図鑑』
「レディスジャケット」

連載コミック
『ポール・ハリスとロータリー』
 第2章 5か年の愚行(後半)に入った。
 「愚行」と書かれているが、決して愚行ではない。友人のジョージ・クラークは
 ポールの将来に期待して、金を出して彼の希望するヨーロッパに派遣した。
 ヨーロッパでは、マクファーランド夫妻が滞在費を立て替えて彼の遊学を支援した。
 その善意と友情が、ポール・ハリスの
 「人間の生活の根本は、善意と友情に支えられている」
 という思想を確固たるものにしたのだと思う。
 佳境に入って愈々漫画に嵌まり始めた。

今月もRI指定記事が印象に残ったので特筆
 RI指定記事「台北国際大会の案内」
 『台湾グルメを楽しもう』
  台北の夜は「夜市」が最高。路上に屋台が立ち並び、毎日賑わっている。
  ショッピング、飲食、その活気に乗せられて、楽しめること請け合い。
  一番賑わう士林夜市もいいが、私は台北101近くの通化街がいい。
  台湾の市民が多く、烏龍茶を買うなら絶対こっち。
  紹介されている「臭い豆腐」も、ガーリックソースを掛けると絶品だとか。
  ぜひ、食ってみたい。

もう一つRI指定記事、R財団管理委員長からのメッセージ
『世界ポリオデーを支援しよう』
  ラビンドラン財団管理委員長の母国スリランカが、まだ内戦状態にあった頃、
  スリランカのポリオプラス委員長として、紛争地帯でのワクチン投与を計画。
  悪鬼の如く恐れられている反政府組織のリーダーに恐る恐る2日間の停戦を提案した。
  リーダーは、予想に反して停戦を快諾。その返信分がちょっと感動的である。
  停戦に同意するとした後「私たちが戦っている相手は、子供たちではないのですから」
  反政府軍が占領する地域のワクチン投与所で、ロータリーは敬意を持って迎えられ
  ワクチンの投与が行われたという。
  「障害は克服するまでは、乗り越えられない壁に思える」
  委員長の文章の展開が上手すぎる。素晴らしいの一言に尽きる。
  コロナパンデミックで再びポリオが蔓延するリスクに世界は直面しているが
  ロータリーなら、これを克服できる。その通りだと確信できた。
 
ひっくり返して縦組みを見ると
 「SPEECH」
 『地域と共に歩む経営』
 北海道でコンビニチェーン(セイコーマート)を経営する㈱セコマの会長
 丸谷智保さんの講演骨子。「地域と共に歩む経営」なんて、地方の企業なら
 みんな言ってる、と思って読んでみると、北海道内179市町村のうち175地域をカバー。
 コンビニチェーンの顧客満足度は4年連続全国一位と書いてあって吃驚。
 農業生産法人を作り「生産」、「製造・加工」、
 道内隈なくネットする「物流」、そして
 小売店舗が1200店舗というサプライチェーン。
 地域の住民の声を聞き地域とのコラボによってどんな地域でも出店の要請に応え、
 特産品があれば、それを活用、紹介し地域にも貢献している。
 面白いエピソード、要請を受けて開設した店舗のオープニングセレモニー。
 主催はなぜか「町」、来賓として丸谷さんは、自分の店でありながら
 「本日はセイコーマートの開店、おめでとうございます」と祝辞を述べた。
 笑い話のようだが、地域住民の愛着、感謝の様子がはっきりと見えてくる。

『この人訪ねて』
 北海道千歳RCの佐々木義朗さん。コロナ禍でもろに影響を受ける旅館業界にあって
 創業100年を超える老舗旅館を経営する4代目。1日1500人のキャンセルにも屈せず
 1日も休まず営業を続けておられるとか。甲子園を目指した高校球児が父親が改修拡大
 した支笏湖の高級リゾートホテルを継ぐため、沖縄のリゾートで修行。
 ここで妻女を娶り帰郷。
 「これからは企業ではなく家業に戻す」と宣言した父の言葉に
 感銘を受け、従業員も家族、ロータリーも家族という気持ちが、この窮状に耐える力を
 生んでいる。地域のお役を何でも引き受けるお人好しと奥様は呆れているが、
 代表理事を務める支笏湖運営協議会のヒメマス(アイヌ語でチップ)は、支笏湖の
 名物になりそうな勢いだとか。これは美味そう、食ってみたい。

『卓話の泉』
 埼玉戸田RC 大島祥男ドクターの卓話「いびきに注意」は、私が今、睡眠時無呼吸症
 の治療中であるため関心を持った。会議中に居眠りする、朝心臓に負担がかかり苦しい。
 まったく書かれている通り。CPAPは音と口に負担が大きすぎてマウスピースにしたが、
 朝まで外れなければ寝起き爽快、頭も冴えている。最後に書かれていた禁酒が必要
 の一言は見なかったことにしておこう。

『友愛の広場』
 岐阜東RCの浦田益之会員の「ロータリー五訓」
 エッ五訓??と思って読んでみた。
 1, ロータリーは上中下が精神
   中という字は口が上下をつなぐと書く。
 2, ロータリーは希望をキープ
   希望なくして前進はない。
 3, ロータリーは業界の代表
   昨今のルーズな運用はロータリアンの誇りを奪う
 4,ロータリーはウィン・ウィン
   言わんとすることが相手の利になれば是
 5, ロータリーは文化リテラシーの道場
   異業種交流は教養の糧
         ナルホド、ナルホド

『俳壇・歌壇・柳壇』には当地区からの投稿無し
『ロータリーアットワーク』
 東京米山友愛RCの「日本から発信、医療物資支援プロジェクト」
 米山学友が作ったEクラブがオンラインを使ってコロナ感染防止の医療物資を
 低価格で提供、購入した物資をクラブ、個人が奉仕活動に転用する、といった
 一石二鳥の効果もうみ、6月のバーチャル国際大会で紹介した。

ロータリーの友は、まず関心のある記事だけから読み始めれば
無理なく購読の習慣が身につく。我らが団体の機関紙なのだから
是非、一度頁を開いて、目を通して欲しい。

2020年9月3日木曜日

ロータリーの友を読もう9月


今月のイラストもホッとするような優しいアート。コーヒーブレイク、目を閉じれば
湯気の向こうに広大な草原・・・という感じか? 

巻頭のRI会長メッセージ
ホルガー・クナークRI会長がロータリーに傾倒するきっかけとなった
青少年交換プログラムについて。ローターアクトと共に青年期を歩んだ
クリスティーンさんに、この欄を譲るという珍しいメッセージ。
彼女はローターアクターでありロータリアンとして両者の架け橋に
なろうとしている、とか。ロータリーと触れ合った若者に声をかけるのが、
ロータリアンの義務。ロータリー家族は永遠なのだと共感した。

今月の特集は、基本的教育と識字率向上月間ということで
「読感表選」
んでじて、自分の言葉で現すること、さらに情報が反乱する現代では、正しい情報を
択出来るかどうかが問われる。という意味。
識字率なんて海外の問題だと思いがちだが、OECDの調査では日本の若者の読解力は
世界の15位以下に低迷しているらしい。
「読書とは自分の頭ではなく、他人の頭で考えること」 という
ショーペンハウエルの言葉が頭に残った。

日本のロータリーの
基本的教育と識字率向上に対する取り組みは 
故郷ゆかりの国際人を顕彰し、映像や絵本で伝記を制作、
15年に渡って読書感想文を募集している「御坊RC」の例。
東京にオリンピックを呼んだ「和田勇の物語」に感動した子どもたちの感想
「誰かのためになにかする、それが私の未来への第一歩」
まさに超我の奉仕、それを教育する素晴らしい事業だと思う。

日本のアンデルセン浜田光介の生誕地高畑の「高畑RC」は、
各学校に高畑ロータリー文庫をつくり童話を寄贈している。
スマホ一辺倒で読む書くことに関心を示さない子どもたちが、
書き文字の美しさに気づいてくれればいいのだが・・・

また、Eクラブの特性を活かして、SNS上のトラブルや個人情報の漏洩といった
デジタルリテラシーの問題について安全教室を実施しているクラブもあった。
スマホは便利で、もはや手放せないツールだけに危険を回避する教育は必要だ。

もう一つは、日本のロータリーだけの月間。
『ロータリーの友』月間の特集
まずWithコロナの時代だからこそ、情報の交換を積極的にやろうという提案。
日本のロータリアンを結ぶ「友」をプラットフォームに新しい交流を広げようということ。
例会の方法は、事業は、活動は、ロータリーの在り方は?
情報を交換できることがロータリーの魅力。
まず投稿の仕方、電子版も含めて詳しく解説されている。

また、公式Facebookも始まったようだ。コ
ロナ禍で例会も通常とおり開けない中では、情報の共有、拡散には
SNSが有用。迅速な情報が交換できる。
といっても、なんでも投稿できるわけではない。著作権に配慮する必要がある。
他人の作品を無断で使ってはいけないことは誰でも知っているが、
新聞社や放送局が、自分たちの活動を取材してくれたとしても、
版権はマスメディアにあり許諾が必要
ということには、あまり気を使わないようだ。同様に「友」に掲載された写真や記事を
クラブ週報やガバナー月信に転載することも許可が必要。
昔みんなが言っていた「ロータリアンは著作権を主張しない」なんてことは決してない、
と心得るべきだろう。

ロータリーの友は広報誌ではなく機関紙
「The Rotarian」は「ROTARY」に
ロータの友横組の表紙には「ROTARY」と表記されるようになりました。
誌名は「ロータリーの友」ですが、これはRIのブランディング戦略の一貫。
マーク単独の使用にも厳しくなったようで、各クラブのリーダーは要注意。

機関紙であること。これは重要なことです。
RI指導者の考え方、方針を知り、ロータリーを学びクラブ事業に活かすこと、
そしてもう一つが
日本の、世界の、ロータリアンと交流し親睦を深めるための交流誌ということ。
専門家が専門書を娯楽本より面白いと思うように、ロータリアンがロータリーを
楽しみ活動しようと思えば「友」が雑誌や小説より面白くなるはず、では?

次が「ロータリーの友地区代表委員」について
この特集は有り難い。いくらガバナーから任命され、ガバナーの代理として
「友」に関する役務を負う委員、と言っても、地区組織では無任所、存在感が無い。
かつては、情報収集のための組織もなければ、「友」をPRし投稿を要請する
機会も与えられなかったが、当地区では、前年、当年、次年度の地区委員と
予定者と月信委員からなる「地区友委員会」が開設され活動開始。
のはずだったがコロナ禍のため待機中。
地区代表委員の役務である全国34地区の代表委員が集まる
代表委員会もネット会議となって気力喪失が現状である。様々なクラブから
様々な情報が報告され、いちいち驚き感激したリアル委員会の復活が望まれる。

『ロータリー雑誌の仲間たち』
RIが発行する「ROTARY」
以下32の地域雑誌の全ての表紙にROTARYの文字が入っている。
それぞれにお国柄が出ていて、しかもデザインのレベルが高い。
世界中のロータリーの指導力が覗える。

今月は「侃々諤々」も「ロータリーの友」について
「他クラブの投稿記事から学ぶことが多い」「女性会員の活躍等、時代の流れを
感じる」「投稿することは、ロータリーに対する自分の考えをまとめること」「過去、現在、
未来のロータリーを知る教科書」「投稿記事で先輩の活躍を知り、励みになった」
「友」は日本のあらゆる分野で指導的立場にいる9万人が意見を述べる日本一の
調査機関」等々、色んな意味で評価は高い。
改めて見直してみる、ストックしておくことも必要かも。

『大人の着こなし図鑑』
今月のテーマはベスト。最近三つ揃えを着ることが少なくなったが、
この頁にはベスト着用を勧める4つ理由が書かれている。
①一つはフォーマル度が上がる。② 上着を脱いでも失礼にならない。
②個性が表現できる。④ 半分以上隠れるので派手なネクタイが使える。
でもやっぱり一番は出っ張りだしたお腹が隠せることのような気がする。
ベストはスーツをオーダーする時頼めば、わずか10から20センチの生地をプラス
すればできるらしい。これはいい話を聞いた、試してみよう。

次が連載コミック「ポール・ハリスとロータリー」
第2章に入った。5カ年の「愚行」。アイオワ州立大卒業後、先輩に刺激を受けて、
5年間の放浪の旅に出る。アメリカ全土を放浪し、新聞社の通信員、缶詰工場の従業員、
大学講師、新聞記者、面白いのは俳優やカウボーイも体験、生涯の友を得る。
その後、イギリスはロンドンに渡り、帰国後、世界博覧会が開かれるシカゴに向かう
資金調達のため友人の農場で働き、ハリケーンに遭遇。8歳の少女を救出する。
人生そのものがドラマ。平々凡々と世界の指導者になった訳じゃないことに感動させられる。

「日本のロータリー100周年を一緒に祝おう」
ピンバッジがすでに出回っているが、9月18日には記念切手が発売される。
RIの6つの充填戦略のウチ5つの分野のアイコンを採用。5種類10枚組
発行日には特印(特殊通信日付印)のサービスも有るとか。
RIの公式ロゴ使用方法のアレンジが生じ、今回だけの特例として認められた。
いい機会なので、是非購入して無沙汰をしている友人みんなに手紙を出してみたい。

今月はRI指定記事が印象に残ったので特筆
RI指定記事の「台北国際大会の案内」『ちょっと一息』
タピオカミルクティは台湾が発祥の地とか。昔は台湾に行くとお茶を飲み歩くのが
定番だったが、最近はタピオカミルクティとコーヒーが人気とか。
「ただ一服しているわけではありません。地元の文化を味わっているのです」
という決めの言葉が最高。台北・・・行ってみるか。

もう一つRI指定記事、R財団管理委員長からのメッセージ
『日々の選択が平和をもたらす』
1914年、ヨーロッパ戦線、砲撃を繰り返すイギリス軍とドイツ軍、その中でのクリスマス。
「メリークリスマス!イギリス兵よ、共に歌おう」とドイツ兵が声をかけ、程なく両軍の兵士が
胸壁を乗り越え、手を取り合って『クリスマス・キャロル』を合唱、酒を酌み交わし、
サッカーの親善試合まで行われた。勿論その後は4年に及ぶ殺し合いを再開することに
なるのだが、この兵士たちの行動は「人の心が受け入れれば平和は可能だ」
と教えている。戦争の否定というネガティブな面だけでなく平和の肯定、
積極的な平和の推進というポジティブな形で平和を実現する努力が必要と
書かれている。素晴らしいメッセージに涙が出るほど感銘した。

ひっくり返して縦組みを見ると
まず「SPEECH」
『変態が改革する多様性社会』
というタイトルに「エッ!?」
立命館の出口治明副総長の講演の要旨だが、変態という言葉に仰天。
解説を見ると、世の中をきちんと見て、正しく動くには、
タテ、ヨコ、算数の思考で考えること。うーん、もっとわからない・・・。
人間は、人生観や価値観という色眼鏡で見ている。その色眼鏡を外す方法が
タテ・ヨコ、算数らしい。タテ(歴史)=昔の人はどう考えたか、脳の作りは進化しないから
昔の人から学ぶことは重要。ヨコ(社会)=他人はどう見るか、世界中の当たり前が見える。
そして算数。エビデンス(根拠)=データによる分析を重視すること。
この3つで全てを考えるというのが出口氏の考え方。
だから、日本の国際競争力の低下は、日本がこの30年間にGAFAやそれに続く
ユニコーン(予備軍)各社のような新しい産業を生み出すことが出来なかったことが原因。
新しい産業を生み出す鍵は、①女性、②ダイバーシティ(多様性)、③高学歴だと指摘。
女性の能力を認めない、外人を混ぜることも好まない、日本の企業が好むのは
頭が良くて素直で上司の言うことを聞くお利口さん。それでは新しいアイデアは生まれない。
アイデアを生み出すのが「変態」
今までの日本の教育のような均質的な優等生を生み出すシステムはやめて、
個性の尖った人、「変態」をみんなで大事に育てることが日本を救う道。
ウーン、確かにそうだ。これからも生き延びるのはアイデアを持った会社。
土地、資本、労働力じゃ未来はないな、と感じた。

『この人訪ねて』

益子RCの藤原郁三さん。益子焼の陶板作家。飲食物を盛る器ではなく、
ヒトを入れる器、建物の壁を陶で作る人と説明があった。
そういえば市民ホールとかの広い壁に陶板というのをよく見かける。
元々芸大で日本画を専攻されたらしいが、河合紀氏に出会って陶板作家に、
陶壁は独りじゃ出来ない、環境芸術、地域の環境、住民の思いを組み入れる
のが作法とは、まさしくロータリアンに違いない。
四天王に踏みつけられている邪鬼を解放して無邪気な姿を作るのが生涯の仕事とか、
二度の癌を克服して無我の境地で邪鬼と対話される氏に深甚なる敬意を払いたい。

『卓話の泉』『友愛の広場』『俳壇・歌壇・柳壇』には当地区からの投稿無し
『ロータリーアットワーク』
今月は当地区の串間RCの「ウミガメのために海岸清掃」が1頁全面に
紹介されている。県指定の天然記念物で絶滅危惧種のウミガメは、串間市の
長浜海岸を産卵地とする。串間RCは30年にわたって清掃活動を続けている。
例年はインターアクターも協力してくれるが、今年はコロナ禍で参加できず、
会員7名での作業だが、集めたゴミはトラック4台分になった。
活動に共感する会員を増やし、ロータリー家族を増やして、頑張って欲しい。

2020年8月13日木曜日

ロータリーの友を読もう8月

 表紙のイラストが変わった。きちっと色分けされた面で立体が構成されている。

曖昧な線がなく清々しさを感じる。確かにコロナ禍の鬱陶しさが癒やされるようだ。


巻頭はRI会長メッセージ

2020年は歴史的な変革の年、パンデミックと直面する中で世界が変わり、

ロータリーもその世界を反映している。会合が対面からオンラインに変更を

余儀なくされても、ロータリーは見事な適応能力で発展が留まることはない。


変化に迅速に適応し続けるのがロータリー。

「変化を取り入れてより強固な存在になるために、

ロータリーは無限の機会を開く」

正しく元気が出るメッセージだ。


今月の特集は、会員増強・新クラブ結成推進月間ということで

「私がロータリーを続ける理由、そしてその魅力」 


7名の執筆者の殆どが、先輩の行動と言葉、そして仲間との繋がりを挙げている。

ロータリーに居る意味がわからなかった人も幽霊会員もどきだった人も、

商売に役立つかも、という不純な動機で入会した人も、みんな先輩や仲間の影響を受けて、

ロータリーを楽しんでいる。「入りて学び、出て奉仕せよ」

 ロータリーは人格を磨くための道場。

との出逢いから人生を学び、その出会いを存分に楽しむことに尽きるようだ。


次がTHE ROTARIANからの転載

THE WORLD ISTOPPED. THEY DIDN’T

「最も重要な局面で超我の奉仕を実践する職業人たち」ではコロナウィルス

感染現場で奮闘する救急外科医を始め、産科・婦人科医、高齢施設の管理者、

葬祭業、クルーズ船の航海士、公共事業の職員の方々が紹介されている。

救急外科医のジョバンニ・カッパさんはイタリアのローターアクター。

医療施設が限界の状況で、

生存の可能性の高い患者を優先する。遺族に遺体と対面できないことを伝える。

全身防御服、汗だくで連日1314時間の作業、

愛する家族への感染を防ぐために家族と合わない、という極限の状況の中で、

患者と家族のために強くなろうと踏ん張っている。

ロータリアンでは、産科医のアルタ・タンティアさんが防護服を着て

赤ちゃんを取り上げ、高齢者施設のローラ・ジェニングスさんは

外に出られない高齢者のためにロータリーに働きかけ、食事の配達を確保。

葬祭場を経営するビル・ブロッカーさんは臨終にも立ち会えず、

抱き合うことも手をにぎることもできない遺族のために投げキッスを奨励している。

また1200人の乗客と900人のクルーを運ぶクルーズ船の航海士、

マイケル・リンドさんは、クルーズ一時停止後、下船して再び船に戻った

乗客からコロナが発症。どの国も、どの港も下船を許可してくれず、1ヶ月漂流、

6人が死亡。ウィルスの入った箱に閉じ込められた苦悶を語る。

上下水道の供給や清掃事業を行う公共事業所の職員、ライアン・ブランケさんは、

感染爆発が起きても生活インフラを管理する必要がある公務員のも苦闘も

理解して欲しいと訴えた。

でも全てのロータリアンが、このような時に働けて、社会に貢献できたことを喜びとし誇りとしている。

ホルガー・クナークRI会長が言うように、「いかなる変化、いかなる事態のあっても、ロータリアンは適合し、繋がりを求める人々がつながることを可能にする」

それがロータリーだと改めて確信した。


次が

2020年バーチャル国際大会』

Webでの国際大会はRI会長のテーマ通り、地理的、経済的、時間的な制約を超え

世界をつなぐ大会となった。いつでも、どこからでもアクセスすれば参加できる

という革命的な世界大会は、確かに我々のような時間の余裕も経済的余裕もない

庶民ロータリアンには、ありがたい話だが反面、1年間、準備し期待し、

ワクワクドキドキしながら海外に出向き、その国の空気を吸い、その魅力に触れ、

言葉の通じない友人と共に呑み、握手し抱擁するという夢はなくなってしまう。

素晴らしい講演を聞き感激してもPCを離れると目に入るのは見慣れた我が家。

バーチャルは一瞬にして現実に戻る。

やっぱり違うよ、と思うのは私だけかでしょうか?

 

大会は、日本時間620日、1000にオープニング、以下プログラム通り進行し、

マーク・マローニーRI会長のスピーチは勿論、ビル・ゲイツ財団、WHO

ユニセフを交えてのパネル・ディスカッション。

二日目はオンライン例会の事例卓話やEクラブの活動、

今年度ホルガー・クナーク会長のスピーチもあった。

分科会、友愛の家等、QRコードから動画に入れば、

世界大会にいつでも余裕のある時に行けるのは、これはメリットかもしれない。


People of action around the globe

世界中で活躍する「世界を支える行動人」


『よねやまだより』

この事業の基礎知識の解説が始まった。ロータリー財団とは異なり、

日本のロータリーが共同で運営する奨学制度で、海外の若者に日本の姿を見せ、

平和を希求する国民性を理解し、技術文化を学んで母国の発展に寄与させたい

という米山梅吉氏の思想を現実化したもので、

特にアジアからの在日留学生を支援している。

母国に帰還した米山学友の素晴らしい活動も特筆に値する。

ただ、新しいクラブ組織CLPでは、R財団とひと包みで扱われる事が多く、

まだまだ理解が乏しいように感じる。

今月は奨学金制度編

現役奨学生の期間延長プログラムも紹介されており

クラブリーダー必読のコーナーだと思う。


RI理事会メンバー、RI及び日本国内の財団委員、委員会委員紹介」

クラブ運営等で困った時に役に立つロータリーコーディネーター(RC )

ロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)

ロータリー財団コーディネーター(RFC)

13地域ごとに紹介されていて、知っておくと必ず役に立つ。


そして先月から始まった『大人の着こなし図鑑

2回はスラックスの話。特に夏場、上着を着ないクールビズではスラックスの

着こなしがポイント。素材はサマーウールかポリエステル。皺になりにくく

ビジネスにもカジュアルにも使える。面白かったのは、

お腹周りが気になる人はノータックス、痩せ型の人はタック入り。

膝から下が細くなっているティーバードもお勧め。

また、ベルトは靴と同色、ベルトの穴の真ん中の穴に合わせるのが、

体型をきれいに見せるコツとか、へー知らなかった。


「写真でつづる日本のロータリー100年」

今月は2000年から2008


次が連載コミック「ポール・ハリスとロータリー」

1章ポールの生い立ち後半。前途多難な学生時代。祖母の提案が人生を変えた。

やっぱり、コミックだと解りやすい。さらっと目を通せるのがいい。


NEW GENERATION

ロータリーファミリー、若者たちの活動が分かる。

今回はローターアクターや米山学友が紹介されている


縦組みSPEECH

岡倉天心の転換点五浦という場の働きー

岡倉天心といえば、教科書でフェノロサと共に近代日本画の発展に寄与した人で

東京美術大学(東京芸大)・日本美術院を創設した人くらいの知識しかなかったが、

小泉晋弥(茨城大名誉教授)のこの講演には全く違う岡倉天心が見えた。

文部官僚のエリート、26歳で東京美術学校校長、インドを訪遊後ボストン美術館に

迎えられ、日本と行ったり来たりの生活の中で五浦という場所に出逢い。

魅せられ嵌まり、横山大観や菱田春草、下村観山、木村武山ら錚々たる画家を

引き連れて五浦に日本美術院を移転。

大自然のリズムに身を任せる、自然からインスピレーションを得るという

インド、中国、日本の共通の観念を究極の域まで高めた人。それが「六角堂」のかたちで、「茶の本」に書かれた理念だという。これは現代で言う「エコロジー」と同じ、

初めて知った茨城の五浦にどうしても行ってみたくなった。感銘。


『卓話の泉』『友愛の広場』『俳壇・歌壇・柳壇』には当地区からの投稿無し

『ロータリーアットワーク』

当地区の鹿児島県北部グループが投稿。串木野RCが主管してロータリーデーとして

教育講演会を実施。琉大 韓昌完氏と講師の小原愛子氏が進める「

「多様な個人のニーズや特性を把握し未来につながる」プロジェクトを例に

乳幼児から社会人までのニーズと特性を解説した。

質問も多く有意義な講演会であったようだ。