『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2011年5月18日水曜日

2010年9月号 感想

 横組みのページ、RI会長メッセージが解りやすく力強くなったような気がします。
Annotation注釈があるのも親切でいいですね。特集「新世代のための月間」では、
誰も気づかなかった盲点に目を向けた「エコボールプロジェクト」、救命ボートを力合わせて漕ぐカッター訓練、院内教室への支援、わらび狩り、昆虫採集といった忘れさられた少年時代の復活、ただモノを送るだけでなく現地と触れあう海外支援等々、記事の選定に
編集部のセンスを感じました。指定記事「ハイチ:かりそめの回復力」は災害で政府が
機能を失う中で、報道記事が伝えた混乱と略奪ではなく、民衆が力を出し合い、食物を分け合い困難に耐える強さを伝えていました。ただその忍耐の歴史にも限界がある、写真の中の少女の厳しい目が訴えていました。写真の訴求力って凄いですね。
縦組みのページ、巻頭の天野さんの「世界の水問題は日本の水問題」。環境問題というリスクをチャンスに変えるという面白い視点での講演要旨、興味を持って拝読しました。
ボランティアで、資金支援で、水問題による地球危機を救おうとするその場限りの取り組みよりはるかに継続性があり現実味があると感じました。
「この人この仕事」も面白いですね。個性の集まり、専門家職業人の集まりのロータリーならではの企画だと思います、中途半端に取り上げるのではなく、これだけじっくりと紹介すると活動も人となりもよく分かりますね。
「ロータリーアトワーク」。私は毎月このコーナーから目を通すのですが
クラブの事業として身近な記事が多く話題になりやすく学習会等で役にたちます。
「友」をあまり読まないという会員に「市内分区の鹿児島南が出てるから、ロータリーアトワークだけでも見て」というだけでも効果あり。
ロータリーの友地区委員 深尾兼好