『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2020年2月7日金曜日

ロータリーの友を読もう2月


ロータリーの友を読もう2月
ロータリーの友地区代表委員 深尾 兼好

表紙のイラストはバレンタインデーだろうか?
プレゼントを持ったハートが抱き合い、窓越しに猫がその歓声の絵面を眺めている。
一匹(多分メス)がそっぽを向いているのが面白い。
もう一枚は、ポール·ハリスとシルベスタ·シール。
ロータリークラブの、世界で最初の例会が行われた日の食事
223日のパスタ」を例会食に取り入れているクラブもあると聞いた。

RI会長メッセージ」 
あらゆることが変化する中で、ロータリーの創設以来の理念は不変。
今年実施された様々な奉仕プロジェクトの中で、会長が実際に現場を訪問された
成功例として、東日本大震災を悲劇でなく希望と再生の物語に変えた福島県
移民労働者の研修支援を行った上海
ロータリーの水と衛生、識字率向上プログラムを提供したグアテマラが紹介され、
ロータリーは世界をつなぎながら、人々の暮らしを向上させていくと結んでいる。

今月の特集は「ようこそ島へ!」
はじめて目にする企画だと思う。6847もの島がある島国日本。
離島というハンディを、ハンディではなく魅力にして頑張る元気なロータリアンが多い。
亜熱帯の島で生物の植生と生態の特殊性を訴え、
官民一体となって世界自然遺産への登録を目指す「奄美」
ロシアの侵攻から北海道を守った会津藩士への感謝を、先輩から引き継ぎ、
ロータリー憩いの広場で「慰霊祭」を行う「利尻」
模合(モアイ)という相互扶助の伝統を活かし。IMや地区大会、国際大会への
参加を促す「石垣」。会員、家族の多くが心肺蘇生法の国際ライセンスを取得しているのも
離島ならではのこと。
また「隠岐」は古事記に登場する神話の島、世界ユネスコジオパーク隠岐の島と言われる。
韓国までわずか50キロ、国境の島「対馬」は歴史に名を遺す朝鮮通信使が
「世界の記憶」に登録され、メンバーがNPO法人を立ち上げ国境を越えた活動を展開している。瀬戸内国際芸術祭で注目されるオリーブの島、「小豆島」は樹齢1600年の
特別天然記念物シンパクの保護や会員の経営する宿が日本のベスト10に選ばれたとか。
奄美の「鶏飯」、会津の「うに丼」、石垣の「ミルミル」、隠岐の「サザエ」、
対馬の「黄金あなご」、などなど垂涎の食味も多い。
と、総じて離島のクラブはメンバーの親密度が家族並みに高いようだ。

2つ目の特集は「平和構築と紛争予防月間」
高校生1万人署名を集め平和大使としてジュネーブに届けた、被爆校長崎鎮西学院
IACの内山君。インターアクターとして堂々と世界にメッセージする彼も素晴らしいが、
こうした平和を訴える若者を育てるIACの指導教諭にも頭が下がる。
広島では、長崎-広島の中間点、福岡の上毛町に被爆樹を植え「第3の平和公園」を設け、
被爆地を超えた平和を発信した広島東南RC
田中作次元RI会長の理念「平和はあなたから始まる」を受け継ぎ、
世界中に被爆樹の苗木が届けられている。
来日したマローニー現会長は福島に植樹されたとか、秋田県に植樹した能代RC
報告の中で紹介されていた。
この他ロータリー平和フェローの活躍も伝えられる。裁判ではなく住民の話し合い
によって紛争を解決する「コミュニティ調停」や紛争の原因となる天然資源産出国の
資源収支の透明化を図るEITIと取り組むフェローや
日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフとして、疎外されてきた歴史を直視し、
差別や平和と紛争に関する問題を映像化、HAFUを制作した
フェローが紹介されている。
次がポリオとの取り組み。日本中で展開された「世界ポリオデー」。
我が地区2730鹿児島東RC「プレス しあわせの呼吸」上映会も掲出されている。
また現物を頂いたが、2530地区福島のEND POLIOりんご」Good Ideaだと感心した。
縦組みではSPEECH 
全く耳が聞こえないユニバーサルデザインアドバイザー、松村果林さんの講演要旨。
自分の強みは「聞こえないこと」。だから分かりやすい情報の伝え方、
利用しやすいサービスについてアドバイスできる、と。
確かに聞こえないからコミュニケーションが取れないのではなく、聞こえる人が
コミュニケーションの方法を持たないからバリアがある。考えも及ばなかったが、
日本で上映された邦画のうち僅か13%しか字幕がついていないらしい。
バリアは障害者側にあるのではなく社会が作っている。
松村さんは耳が聞こえなくなっていく不安と絶望の中で自殺を図り,助けられた
という経験から「問題を解決するためには自分から動くこと」に気づき、
筑波技術短大を経てユニバーサルデザイン=障害者と健常者がともに生きる環境を創る 
を目指した。手話ができることを伝える手話ピンバッジ、普段よく使う言葉を指で示すブック、
触ればわかる地図等々、日一日とバリアが解消されてゆくが、
CMに字幕がついてない、という指摘には恐縮した。
全く意にも介していなかったが、3400万人もの難聴自覚者を無意識に切り捨てていた。
CM屋として恥ずかしい限りである。
「この人訪ねて」は大宮シティRCの那須隆男会員。
気象観測用のゴム気球を製造する会社の社長さん。3度の転職を経て
奥様のお父上に信頼されて跡を継いだ。気象衛星がバンバン飛ぶ時代に、
小学校の頃習ったラジオゾンデがまだ主役だとは、思いもよらなかった。
直径1,5mの風船が3m上空では7mに膨張するらしく、わずかの傷も許されない。
海外でも評価が高く63カ国に輸出しているとか。ロータリーへは呑めないくせに、
仲間を求めて夜例会のクラブに入会したそうで、
4つのテストそのままの横顔が見えてくる。

「友愛の広場」 ドイツのロータリアンがNSUのロータリーエンジン車で来日し、広島のロータリークーペのマツダを訪問した記事があった。ロータリーエンジン···懐かしい。
もう一つ、「マイロータリーのすすめ」 大和RCの佐々木会員が、
わかりやすくマイロータリーを解説されている。
失くなったと思っていたIM (Inter-city Meetingが都市連合会と訳され
地区プログラムとして奨励されている事がわかった。ありがとうございます。

「卓話の泉」では、自分が呑兵衛なもので、ラムの話が面白い。イギリス海軍と縁が深く
「ネルソンの曲」と言われたり、水割りを強制したバーノン提督のマント(グロッグラム)から
「オールド·グロッグ」とも呼ばれ、泥酔状態をグロッキーと言うようになった、とか
「俳壇」、「歌壇」「、柳壇」、「ロータリーアットワーク」ともに当地区からの投稿無し。そんなはずないんだが・・・

2020年1月17日金曜日

ロータリーの友を読もう1月


ロータリーの友地区代表委員 深尾 兼好

表紙は静かに明けていく雪の朝。
百花の魁、梅が新春の訪れを告げている、
どこに通じる階段なのか、門柱に狛犬の様に猫が2匹。
時間が停まった静止画の世界、突然枝からドサッと雪が落ちてまた静寂。
心が安らぐいい絵だと思う。
もう一つの表紙は、ロータリアンなら誰でもご存じのシェルドン。
「職業はすべて社会に尽くす手段」という信念を持ったビジネスマンであるとともに、
チェロを演奏する芸術性をも持った人柄が表現されている。
「RI会長メッセージ」は、
どんな職業でも「四つのテスト」に従えば世界に貢献できることを真摯に説き、
よいロータリアンであることが、よい親、よい経営者、よい職業人であることを
阻害してはならない。
ロータリーの成長を促す中で、入会候補者への一番のセールスポイントは
「職業奉仕」である。と断言された。
で、今月の特集は「職業奉仕」
シェルドンの研究や職業奉仕論の第一人者、田中毅PDGと小林聰一郎PDG
2つの論文が、ロータリーの造語「職業奉仕」のすべてを語り、読み応えがある。
特に関心を持ったのは、
聖書にも記された黄金律が「He Profits Most Who Serves Best」のベースであり、黄金律は黄金を儲けるための法則である。と結論付け、地上において、
事業に必要なのは宗教であり、宗教にも事業が必要となる、という田中PDGの大胆な発言。と「Vocational Serves」とその日本語訳「職業奉仕」の微妙な齟齬についての
小林PDGの解説。日本語訳の「職業」と「奉仕」を別々の単語として解釈するから
ニュアンスの違いに違和感を感じる、のであって、
「職業奉仕」を日本のロータリーが生み出した一つの単語(造語)だと考えれば、独自の概念として「職業奉仕とは、奉仕の目的に至る4大奉仕の一つで。職業スキルをもってする奉仕活動」と定義づければいい、とされたこと。
何となく職業奉仕という言葉へのわだかまりがとれたような気がする。

 次が「ロータリー研究会のリポート」
最近はガバナー、パストガバナーだけではなく、ガバナー補佐や地区役員の
参加が増え、実践的なロータリーの研鑽を積むという趣向で実施されている。
就任後2度目の来日となるマロ―二―RI会長の基調講演は、
世界を変える行動人を目指す「行動計画」が中心で、
ロータリーの6つの重点分野と国連の持続可能な開発目標(SDGs)の共通性
が語られた。
4つのテーマのセッションでは、「
  1. クラブがロータリーの原点であること」、
  2. 「ロータリーの認知度は向上しているもののまだまだ先は遠く、クラブのウェブサイトやマイロータリー活用が急務」、
  3. 「ロータリーを愛していれば性別、年齢は関係ない」。
  4. 「RIの加盟クラブとなったローターアクトにどう対応するか」
といったことが論議された。
 次が、日本のロータリー100周年に向けての準備の進捗状況、
更に、国連難民弁務官として地球規模での問題解決に生涯最前線で活躍された
緒方貞子さんの追悼のページ。
今月の「侃々諤々」「例会の席は固定かシャッフルか」というテーマ。
どのクラブもいろいろ試行錯誤しているようで、組み合わせているクラブが
多く見受けられた。面白いのは、好きな料理とか女優、血液型、星座といった
面白い共通点でシャッフルするクラブや、郷土かるたを使い、各自かるたを引くことで
毎回郷土史を学ぶというユニークなクラブもあった。
特に強調されていたのは新会員の座席について。
確かにいい加減に扱えば、将来の仲間を失うことにつながる。
32~33頁には「ローターアクトの方針に関する最近に変更」が解説されている。
年齢上限の解除やロータリーのプログラムからの削除等、大幅な変更があり、
会長、幹事、青少年奉仕のクラブ委員は必読。

縦書きに移ってSPEECH」。
パナソニックのテクニクスブランド事業に社員として係わりながら、
ジャズピアニストとして活躍されている小川理子さん
アナログからデジタルに劇的に転換した時代に研究職として入社。
レコードからカセットテープ、CD,DVD、そしてネット配信へと進化した激動の中を
情熱的に生き、その後、社会貢献部門に移籍して
創業者松下幸之助が創業から実践してきた「本業を通じて社会に貢献する」
(まさに、ロータリーの職業奉仕)に共鳴。
ジャズドラマーでもあった上司の勧めでジャズピアニストに目覚め、専門誌で評価され
プロへの道を進められたが、会社員とジャズプレイヤーの二足の草鞋を履き続けたという。演奏家としてオーディオ機器の開発に関与し、
CSR=企業の社会貢献に演奏家として関与する。
「会社員と演奏家両立しての人生が完了しても、100歳まで演奏を続けたい」。
凄い!の一言に尽きる。
「この人訪ねて」は、東京山王RCの与儀みどりさん。
ホテルオークラ東京に出店する美容師さん。皇太子妃雅子様(現皇后陛下)や
秋篠宮紀子様始め皇室のロイヤルウェディングやストックホルムまで出張して
ノーベル賞受賞者夫人の着付けを担当したトップアーチストである。
真の職人として
「お化粧が綺麗と褒められるより、その方自身の美しさが褒められたい」
という言葉が印象に残った。

投稿のページでは、「私の一冊」で紹介された「女の機嫌の直し方」が目についた。
男女の脳の違い、知っていれば避けられるトラブルも多い。身につまされる内容だと思う。
「俳壇」に久々、当地区から入選。
「老いたるも働く美徳十三夜」鹿児島西RC,長柄秀男会員。
ROTRY DAYAT WORKには鹿児島東RCの
「チャリティバザーとポリオ根絶募金活動」が掲出されている。

問2.友地区代表委員として、今年度下半期の活動予定があれば、お書きください。

当地区では、ロータリー雑誌委員会がロータリーの友のダイジェストを地区のFBを使って紹介してくれるようになったので協力しようと思う。と同時に、次期地区組織の編成に入ったため、次年度からロータリーの友地区委員会の設置を提案。情報収集とR友PRのための地区組織を作り、次々年度G選出クラブのR友地区代表予定者を副委員長として、職務の円滑な引継ぎを図る予定。

2019年12月9日月曜日

ロータリーの友を読もう12月


ロータリーの友を読もう12月
ロータリーの友地区代表委員   深尾 兼好

表紙をいつも楽しみにしているが、今月号もなかなかいい。
横組みが、雪が散らつく都会の冬。喧噪が嘘のような静かな風景。
今でも早朝の一瞬、こんな時間があるような気がする。
縦組は、福島喜三治さんのイラストで誠実な人柄がそのまま描かれている。
米山梅吉さんの陰に隠れて知らないロータリアンも多いが、
実質的な日本ロータリーの創設者、「友」でももっと紹介してほしい。
今月のマロRI会長のメッセージ「アロハ、ロータリー」
アロハはすべての人を尊重することと家族で喜びを分かち合うこと。
今年度の国際大会は、その「家族で喜びを分かち合う」イベント
たくさんあるらしい。人も自然も陽気で明るいホノルルにまた行ってみたくなった。
特集は、疾病予防と治療月間に因んで『元気にRを続けよう』 
R活って初めて目にしたが、これは使えそう。
特集の初めは「がん予防」
2710地区はがん予防推進事業を地区の戦略計画として立ち上げ、
委員会の活動が紹介されている。
「がんを防ぐための12か条」喫煙、節酒、適度な運動、塩分控えめ、
野菜の摂取・・・うーん私には無理。でも早期発見なら90%が治癒するらしい。
こういうところだけは目につく。
次がこの2710地区の「がん予防推進活動3年間の成果」。
各クラブから医療従事者をピックアップし講師として派遣、
卓話や公開講座を実施し、IMのテーマをすべて「がん予防」にするなどした結果、
喫煙率が減少、がん検診受診率が上昇。二次予防への関心が高まったと報告されている。
凄い、その努力には敬意を表したい。
次が「ミャンマーでの学童検診」
ミャンマー米山学友会との協同奉仕活動として実施され、僧院に寄宿する、
体重や身長を測ったこともなく、医師にかかったこともない貧困の子たちを
中心にワクチン接種などを行った。現地ではロータリアンは基より、
ローテックスや日本語学校、現地の役所や医師会とも連携し
ロータリーのつながりを実感する機会でもあった、と記されている。
最後に愛知県の安城RCが「ロータリー体操、手に手つないで」を考案
したことが紹介され、安城RCは、ひそかに全国に広まることを期待しているらしい。
面白そう、公共イメージの増進のいいアイデアだと思う。
16ページ、厳しさと優しさと両方感じる男性のポートレートが掲載されている。
The Rotarian10月号から転載、ノーベル平和賞受賞者デ二・ムクウェゲ氏。
コンゴの婦人科医で残忍な性暴力被害者を治療し、正義を求めて被害者救済に
人生を捧げた、と紹介されているが、その内容は想像を絶する。
レイプ被害は私たちの周辺でも起き、許しがたき犯罪として訴追されているが、
コンゴ紛争の現状は次元が違う。
「第二次大戦以来世界で最も致命的な危機」、
「世界のレイプの中心地」、
「戦争の武器としての性暴力」と表現されている。
そこに記されているのは、何十万人もの女性に対して、性行為とは無関係に
武器を使って性器を破壊し、生殖能力まで奪う残虐な行為。
全く人間性の欠片もないテロリズムだ。
ある地域では体系的に計画され、地域社会を破壊するためすべての女性の性器を
破壊した例すらあるとも報告されている。
そんな中で、ムクウェゲ氏の献身の働きかけで
トラウマを背負った「犠牲者」ではなく、苦痛を克服した「生存者」として
活動を始める女性が増え始めていると書かれていた。無関心ではいられない。
我々ロータリアンがしなければならないことがある、と真剣に考えさせられた。
「ロータリーからのプレゼント」。
全国のロータリアンが行っている子供たちへのプレゼントの一端。
子供食堂や文化、スポーツ、そして国際交流。その中にわが地区出水RC
バレーボールを通じた台湾嘉義東北RCとの交流が紹介されている。

縦組に移って、SPEECH
東京大学の東條有伸教授の講演要旨AIと先端医療」。
最近AIという言葉をよく耳にするが、講演要旨にもあるように、鉄腕アトムや
ドラえもんのような自意識とか想像力まで兼ね備えたAIを持ったロボットを想像し、
人類はAIに征服されるかも、などと井戸端で論じていたような気がする。
だが現実は、アトムのような、万能型、強いAIはまだ存在せず、
人間の脳の一部の機能を持った特化型、弱いAIが活躍し、様々な分野で
人の能力を超えて役だてられている。
このAIが人間を超えるのは2060年頃と予測されているが、
いかに進化しても、人間とAIが補完しあうことが必要で、人間が判断する
という形は変わらない、と書かれていてチョットほっとした。
医療関係の進化は別にして、便利になっても仕事がないのはやはり困る。
ベストセラー作家は2049年にAIで置き換え可能となるらしいが、
自分の文章を機械が書く、というのはどうも・・・という気がする。
『この人訪ねて』は博多イブニングRCの小山田浩定会員。
年商1,440億円という「総合メディカル」という会社の創業者。
九州経済界のカリスマとも、ニヤッとしたのが、薩摩武士、儒教精神を学んで育った、
ということ。インターアクトの指導にも熱心で、
「子供たちは天使やろ、天使を預かる先生は神様や」
不登校生の自立を支援する立花高校を支援している。
「小学生でお世辞を言う奴はおらん。そんな言いたいこと云えるクラブを創ろう」
が口癖とか。ワンコインバーがある例会場でグラスを傾ける「おじぃ」
想像するのも楽しい。
最後に38ページ-「地区大会略報」
我らが喜島健一郎ガバナーのディスコ姿が掲載されている。
「笑顔溢れる大会に」という喜島ガバナーの願い通りの大会になった。

2019年9月9日月曜日

ロータリーの友を読もう9月


ロータリーの友地区代表委員 深尾 兼好

表紙のイラストが楽しい。
横組みが月と街燈、まーるい明かりが二つ並んで道を照らしている。
電話ボックスから電話を入れて「月が綺麗だから迎えにおいで」と誘っている
自分が居そう。縦組みの表紙はThe Rotaryの生みの親チェスリー・ペリー
初代事務総長のポートレート。見るからに真面目そう。
今月の会長メッセージは
「ロータリーのイベントの多くを家族向けにしよう」という提案。
優先事項のひとつとして、家庭の責任を担う若い世代が家庭生活と競合する
のではなく補完し合うような文化を育てようということ。
ロータリーを通じて子どもたちの目を世界に、未来に向けさせるという意味でも
意義がありそうです。
今月は『基本的教育と識字率向上月間』
教育の機会が得られず大人になっても文字の読み書きのできない人が、
世界には75千万人もいるとか、ロータリーにできることは何か?
世界各地の取り組みが紹介されています。一つは、モンゴルのプロジェクト。
聴覚障害児に教科書を届けるのではなく、VTT(職業研修チーム)の制度を活用し、
教科書をつくる能力を持った先生を育て教科書を自分たちの手で作らせた前橋RC
言葉の問題は米山奨学生がクリア。
モノを送るだけではなく、チカラを贈る。
このプロジェクトこそロータリーだと感心しました。
もう一つ紹介されていたタイに図書を贈るプロジェクトも考え方は同じ。
ただ本を贈るだけでなく、何度も足を運び、相手に合わせた書物を選び、教員や司書の
教育も行うという持続可能性を重視した活動、
現在プロジェクトを計画中の我が地区、我がクラブも頑張らなければと
改めて思わされました。
もう一つの特集は『ロータリーの友月間』
あまり知られていない「友」の事実。その一つが、入会と同時に配布されるので
タダだと思っている会員が多いこと。200円納めて購読する義務があります。
次が「友
RIの公式地域雑誌であり、その財政基盤、誌面構成については、
毎年RIの審査を受けて認可されていること。三番目、その目的は1952年二つに
分割された地区の情報共有、日本のロータリアンを「つなぐ
ことから始まったこと。
その誌面には美智子上皇后のご実家、正田英三郎氏が東京RCの会員だったので天皇家のご誕生祝賀も掲載されています。お誕生日はロータリーと同じ223日。
また、地区でもクラブでもあまり知られていない「ロータリーの友地区代表委員」
についても詳しく解説されています。
地区代表委員はガバナーの代理として、地区を代表し「友」の制作に携わる委員
本来、機関誌編集という趣旨に沿えば、地区ガバナーが委員会構成員であるべきところ
地区内でガバナー補佐が置かれるように「友」内にガバナー代理としての委員を置こう
というのが趣旨であったようです。
ところが現実は、なかなか地区の理解が得られず、地区組織内に明確な位置付けも
なされないまま情報の収集に四苦八苦しているのが現状だと思われます。
委員は単年度制で毎年替わる地区が多いのですが、私は通算5年目、
ようやく慣れてきたのか、特集記事掲載を機に転載や講演の話も舞い込み、
予期せぬ反響に仰天、機関誌としての「友」誌のパワーを改めて見直しました。
特集の最後は世界中の地域雑誌の表紙。
よく見ると一つ一つお国柄が出ていて暫く熟視しました。

次は、2020年国際大会の開催地、ハワイ、ホノルルの紹介。
12頁に亘るボリュームのある記事ですが、写真も綺麗だし、楽しみ方もふんだんに
紹介されていて、これは参加者が多くて、早く予約せねば、と焦らされました。

あと、元青少年交換学生が所属する世界最大の通信社「ロイター」が今年の
ピュリツアー賞を受賞したこと
ピュリツァー賞といえば、報道では世界で最も権威ある賞。
ミャンマー軍のロヒンギャ・ムスリムへの弾圧を報道し解放を勝ち取ったこと
評価されてのこと。彼、アントニー・スロドコフスキー君(ポーランド)
滞日生活は好奇心のまま毎日走り回っていたとか、その彼をホストファミリーは
「マルチカルチュラル
と評しました。ロータリーが育てた素晴らしい若者がいる。
ロータリアンとして、それだけでも誇らしいと感じました。
縦組みでは、まずSPEECH
日本銀行の宮田恵一氏の講演「ラグビーから学んだ和の精神」。
ラグビーとロータリーの精神は通じるものがある、というお話。
One for AllAll for Oneとはチームが一体となって、ということだが、
実は敵も味方も国も越えてラガーたちが一体となる。つまりNo sideという
意味でもある。規則は守らせるものではなく自ら守るもの。試合後で相手を讃え合う
No sideはグランドだけでなく、シャワーを浴びて正装に着替えて敵味方交歓する
ことでもある。成程ロータリーと通じる。
氏の話の中で共感したのは「運動会で順位をつけないのは間違っている。過保護は、
子どもを我儘にし、協調性に欠けた子どもする。必ず経験しなければならない
勝ち負けの基礎を子どものうちに体験することは大切
とされたこと。
全く同感。ホントに子供を見ると、親の顔が想像できる。
『この人 訪ねて』は、ミキハウスの創始者 木村皓一さん。
ポリオを克服して恋敵に勝つため野球を始め、今も現役で
ロータリーのチームではでサードを守る面白い方。
著書のタイトルが「惚れて通えば千里も一里」仕事でも彼女でも惚れきって
目標を目指せばうまくいく、ということらしい、本当に実践されたのには驚き。
惚れた彼女のために車椅子から立ち上がり、筋力を鍛えて野球ができるまでになった。
事業も同じなのだろう。「過去は忘れろ、成功事例を持ち出すな」
ミキハウスの訓だとか。
「結果を出した人に、ドカンとビッグボーナスを出す!」大阪人やなぁ・・・
友愛の広場、卓話の泉、俳壇。歌壇。柳壇、ロータリーアットワークいずれにも当地区からの投稿無し。むむむ




2019年7月13日土曜日

ロータリーの友を読もう 7月


『ロータリーの友を読もう』7
R友地区代表委員 深尾 兼好

新しい年度が始まりました。
マーク・ダニエル・マロ―二―会長ご夫妻のポートレートが表紙です。
Rotary Global Media Network
??見慣れないフレーズだなと思っていたら、
本誌冒頭、1年ぶりの片山主水「友」委員長のご挨拶に解説がありました。
Rotary Word Magazine Press」が、情報のデジタル化で、
そのふさわしい言い回しに変わったみたいです。
今年度の新企画として、
個人の職業に対する考え方を紹介する「この人訪ねて」
議論を通じてロータリーの活性化を目指す「侃々諤々」が紹介されています。
自然体で読むのが「好読
好読が「愛読」になることを祈っています」なんてチョット憎い〆。

今月号は、何といっても我らがトップリーダー、
マーク・ダニエル・マロ―二―会長を知ることが第一
「今までの人生はこれからの序章」
れまた、上手すぎるHead Lineで始まります。
ところが、本文に入ると、登場人物が多すぎて、カタカナに不慣れな私は
誰が誰か理解できず、悉く美辞麗句で綴られていることにも辟易しました。
3回読み直して、マーク・ダニエル・マロ―二―会長という人物が、
車のナンバープレートにPPCRN(ポップコーン)とつけるほど
故郷の人とイベントを愛し、ユーモアを解する人だという印象が残りました。
彼は、アイルランド系の移民で祖父、父の2代で築いた大農場に生まれ、
頭がよく、思いやりがあり、好奇心があり、積極性があり、行動力があり、
生まれながらのリーダーシップで、すでに子供の頃から人の上に立つことが
予測されていたようです。
ロータリアンとしても弁護士としても彼の人生を左右した生涯の伴侶、
ゲイ・ブラックバーンを家族に紹介した時に両親を事故で失うという
衝撃的な体験に対しても、母親が教鞭をとった地元の高校に
両親の名前を冠した奨学金を送り、街の人々に感謝の意を表するという強さもあり、
運命的な出会いともいえるゲイ夫人との地球規模のロータリーの旅路が、
「ロータリーは世界をつなぐ」
というシンプルなテーマを実感として伝えました。「
彼ならやってくれますよ」という紹介記事の締めの言葉に
思わず頷いてしまいました。

そして、7頁に戻ってマロ―二―会長のメッセージ。

「人や社会とのつながりがロータリーの経験を生み出す。国際空港でそれぞれがそれぞれの島を目指す群衆とは違う。私たちは島で孤立などはしない。わたしたちが誰であろうと、何語を話そうと、どんな習慣があろうと、ロータリーは皆が一緒。私たちは互いに繋がりあっている。私たちは、私たちが属する地球共同体の一員なのだから。

頼りになる嬉しいメッセージだと感じました。
更に20頁にもう一言。
「ロータリーの未来を形作る本当の場所はクラブ。だからクラブは家族との時間を犠牲にするのではなく、家族との時間を補うような経験を提供する場でなければならない。ロータリーは家族だから、会員家族を温かく受け入れる雰囲気を作るべき」
確かに、家族を第一に思う現代の若い職業人の勧誘が将来のクラブを
維持発展させるのかもしれませんね。

次は例によって『ガバナーの横顔
当地区の喜島健一郎ガバナーの紹介は岩切承自幹事。
「勉強家で真摯にロータリーを考え、家族を考える素晴らしいひと。娘さんの言葉を借りると、我々ロータリアンを黙って見守ってくれる人」
フレーフレー喜島!
39頁からはRI理事、財団管理、米山、ロータリー文庫、と
ロータリー日本百年史について各責任役員からのメッセージ。
三木理事の話から、マロ―二―会長は「オハヨウゴザイマス」と三木理事に声をかけるほどの親日家で8月来日が予定されている、とか。また規定審議会の採択で、柔軟性の導入に引き続き、RI定款を改定し、ローターアクトをRI加盟クラブとして承認する件やRIをアメリカ国内国歳入法に基づく免税団体に変更する件が採択された、との報告があった。
RIと若干異なる日本のロータリー感を是非伝えて頂きたいと切に思う。

縦組みでは、SPEECHこれは素晴らしい。
是非皆さんに読んでいただきたい。常識が変わります。
年間200万人以上を集客する金沢21世紀美術館をつくった蓑 豊さんの講演要旨
優れた美術館には人を呼び寄せる力があり、経済効果をもたらし、街を活性化させる。
という主張を具現化し理論を実証された。
日本の美術館の常識は、文化財保護法に縛られ、「いかにして作品を保護するか

と「見せないか
の二者択一。
多くの人に見せなくて、感動もさせなくて、文化は育たちません。
大英博物館が展示会場を開放し、寝袋で子供たちに一晩過ごさせた、とか
シカゴのフィールド博物館で恐竜の下で寝袋泊をやったとか。
日本ではありえない。
「文化は人が来て文化になる
という司馬遼太郎さんの言葉が引用されていたが、
まさにその通り。
美術館建設には伝統だの街並みにそぐわないだの、といって反対運動がよく起きるが、
感動してこそ人が集まり文化が元気づき街も元気づく。全く同感です。

今月から始まった『この人訪ねて』1回は京都柴野RCの田畑喜八さん。
何と田畑喜八とは200年続く京友禅の名跡だとか。五代目喜八がこの人。
ロータリアンで日本伝統工芸士協会の会長もつとめる。
「良いものだけを見よ」が家訓のひとつで、
京友禅はお公家さんのこえた目に育まれました。
もう一つの家訓が「半歩先を歩け」
で田畑さんは流行が解るデパートの化粧品売り場に通う。
仕事机の後ろには、中国絵画の秘伝「六方」と四つのテストが並んで掛けてあり
クラブ例会へは今も自転車で通う面白い人。

『友愛の広場』『卓話の泉』『俳壇・歌壇・柳壇』『ロータリーアットワーク』ともに今月は当地区からの掲載は無し。就任早々がっかり・・でした。