『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2018年10月9日火曜日

ロータリーの友を読もう10月


R友地区代表委員  深尾 兼好

WHOからのEメールに書かれている数字ではなく、発症した子どもがいたか、いなかったか、だけが気になる」 我らがバリーは、この一言でポリオ撲滅が手の届くところにある、という現状を語り、世界ポリオデーへのイベント登録を呼びかけた。
参加することがインスピレーション。段々今期のテーマの意図が分かってきた。

今月は明治150年の特集。
今、鹿児島はNHK大河ドラマ「西郷どん」のブームで明治維新150年が異常な盛り上がりを見せている。そんなに中にあって、「友」でも会津と薩摩、因縁を超えロータリーが結んだ縁、として、会津若松西RCと鹿児島中央RCの友好盟約が紹介されている。今もなお怨讐の残る戊辰戦争の惨劇を超越し、心を開いて語り合うところまで漕ぎつけた、かつての仇敵両クラブの努力に敬服する。
私の所属する鹿児島西RCも若干立場は違うが、戊辰戦争での西郷隆盛の配慮に感激した庄内藩、鶴岡RC兄弟盟約(姉妹ではなく男気の付き合いということで兄弟)を結び交流している。西南の役で西郷に従い戦死した庄内藩士もいるくらいで、鶴岡での西郷さんへの敬意は地元鹿児島を凌ぐほどとも。
また、戊辰戦戦争角館戦線での盟友、秋田藩(角館RC)と長崎大村藩(大村RC)38年に亘り姉妹クラブ交流をつづけておられるし、佐賀武雄RCは秋田市と150年の時を超えて交流。戦没佐賀藩士が眠る秋田の葉隠墓地への墓参に始まり、
今年は秋田から「竿燈祭りを
招いて一大イベントが企画されているという。
「時を経て仇敵、盟友が語り合う、これぞロータリー
会津若松西RCの田中会員の言葉に全く同感である。

また、今月は米山月間。
『よねやまだより』では、新旧理事長の対談が掲載されている。
「学友は米山の財産、永久に日本の、そしてロータリーの理解者になる

という信念から、米山を世界に知らしめ米山学友をロータリー学友に組み込むという、画期的な定義変更を成就させた小沢一彦理事長が退任され、学友との長い交流こそ大切で、そのための支援を強化していきたいと語る斎藤直美直前RI理事が新しい理事長に就任された。確かに学友の存在感は急激に高まり、奨学生を招いての交流が地区内各クラブで行われている、と聞く。
わがクラブでも、米山奨学生 黄晶さんを学習会に招き作成中の博士論文について、会員と激論を交わし、ただの学資援助ではない親愛の情を感じた。米山梅吉翁の伝記が次に載っている。明治と同じ150年前の生まれ、役者と間違われるほどのイケメンで、アメリカ留学中、キリスト教系の大学にあっても日本の信仰を失わず、ジャップと罵られパンチ一発。落語を英語でやって喝采を受けるような洒落たひと、であったらしい。好感、好感。

Ich bin ein Hamburg
2019年国際大会の開催地ハンブルグの紹介。黒いコーデュロイのジャケットにベスト、ベルボトムのパンツ、古びたシルクハットで小さなBarでたばこを吸いながらビールを飲んでいる男のいる町・・・もうそれだけで行きたくなる。着替えとわずかな金をもって旅に出る、行く先々で持てる技術を生かして滞在費を得る、ウ~ン、やってみようかしら・・

縦組みに移って
SPEECH は日本建築士会の三井所清典会長の
地域資源を活かした復元力のあるまちづくり」
明治神宮の神楽殿を,神宮の森の樹木を一切切らずに建てる、という経験を通じて、地域のまちづくりを指導されている。地域資源とは材木やイグサ、紙、土といった建築資材に限らず、人材もまた資源。確かに地域の耐久資材、家や設備、公園などをいつまでも残すには、地元で確保できるものを使って、地元の人の生業で保全していくのが一番。
技術が進化し古い技術が淘汰されていくと考えるのは早計で、先端技術を持ったゼネコンがいつも地域のメンテに携われるわけではない。との考えから生業の生態系の保全を提唱される氏は、日本の伝統的な木の文化をユネスコの世界無形文化遺産に認定してもらう運動を進めておられるとか。
曰くThink globally act locally

『クラブを訪ねて』大阪堂島RC。クラブ創設以来31年、例会を一度も欠席したことのない100歳の会員、藤本眞一郎さん。奇跡の生還を遂げた戦争体験に始まり、人生の「つき
で、クラブの創設から会長にまつり挙げられてしまった話。会員の減少からクラブの存続をかけた例会隔週の提案に賛意を表して支持、重鎮の存在感を示された。会員増強は16名、さすが。
今月の当地区からの投稿は、『友愛の広場』に熊本西南RC「全国西南の集い」の投稿で、鹿児島西南RC『歌壇』宮崎RC薗田潤子会員が特選。『ロータリーアットワーク』志布志RC/志布志みなとRCの「地元の川で自然観察」、が掲載された。今月は好調!




2018年9月10日月曜日

ロータリーの友を読もう9月



Rの友地区代表委員  深尾 兼好

表紙が面白い表裏タッチは違うが優しさがあって好感が持てた。文房具を椅子や土台にすることで、学ぶことの楽しさや学ばせる為の支援の大事さが伝わってくる。月の中にウサギやカニ、今の子ならロケットが見えるのも夢があっていい。
Mr.バリーのメッセージ7月から発展的に「個人を輝かせる」から「モチベーションを持ったクラブ
へ、今月は女性や若者の力を取り込んでインスピレーションになろう、というメッセージ。だんだんRI会長のテーマの意図が分かってきたような気がする。

今月の特集は『基本的教育と識字率向上月間』ということで、
6人に1人が貧困と言われる日本の子供たちへの取り組みが紹介されている。貧困とは裏腹に大量に廃棄されている食品、その食品ロスの問題を解決する「フードバンクTAMA
。学習支援、就労支援で子供たちに居場所を提供する居場所型支援塾を始めたNPO法人エンカレッジ」。アスレチックやバーベキューなど子供たちの希望を取り入れた催しで仲間づくりを企図する「キッズドア」。親の収入で子供の教育の機会が左右されないようにと,[子ども食堂]への資金援助、食材提供、広報に主眼を置き活動する「あいち子ども食堂ネットワークRCCどれもが地域のロータリークラブが中心となっての奉仕活動であるが、ロータリークラブの単年度制による継続支援の問題、クラブの理解が得られず個人に依存しがちな組織の問題から,市民運動に拡大させる苦労等、多々課題があることも理解できた。
また、子ども食堂の開設に地区補助金を活用した池田RC、そば打ちで子ども食堂を支援する大宮中央RCの例もあり、できることを、市民や自治体、既存団体と一緒にやることが長続きする秘訣かもしれない。

次が、もう一つの特集『ロータリー月間』について。友地区代表委員の仕事について紹介されている。ガバナーの代理として地区の情報を「友
に伝え、友の編集にも意見を述べる、という大層な役目だが、殆どの代表委員が地区組織の中には位置づけられておらず、地区情報の収集に難儀している現状にあっては、非常にありがたい特集であった。
ロータリーの機関誌であり、仲間との交流誌であり、新会員のテキストであり、一般市民へのPR誌でもある、という誌の特性を理解し、積極的に任務を果たそうと思った。
33のロータリー雑誌の表紙が見開きで掲載されており、デザインの進化に驚いた。それぞれお国柄が出ていて面白い。

20頁には2760地区の『第1回青少年学友交流フェスタ』の紹介。
400人もの学友、ライラリアン、ローテック、インターアクトが参加しての「大運動会」だが、資金以外の企画運営のすべてを若者に任せたとか。若者目線のプログラムやSNSを使ったWEB会議など、参考になった。
22頁からは『心は共に』東日本大震災支援の現状が報告され、様々な取り組みや支援を受けた奨学生のメッセージに感激したが、日本各地で大災害が頻発している昨今、支援の継続に不安を持った。
28頁は97日から劇場公開される「ブレス,しあわせの呼吸
の紹介。ポリオで全身麻痺となった英国人とその家族の実話だが、「人生の価値は長さではなく内容だ」「ポリオ撲滅の意義を再認識した
 鑑賞したロータリアンの声を目にし、是非見たいと思った。
もう一つ目についたのが36頁、「ローターアクトクラブの優れたプロジェクトの表彰
。最優秀のスリランカのRACHIV/エイズに感染した女性の自立を支援しよう、ということで、なんと、女性たちが自分の作品を売買できるサイトを立ち上げ、専門家たちの指導も斡旋して技術力を高め、販売ルートも確保するなど、社会から見捨てられた弱者に自立の道を提供したことが評価された。

横組みの最後は『トロント国際大会』、野崎編集長の報告では、50周年を迎えたローターアクターの参加と女性講演者の多さに今までとの違いを感じた、とか。イギリスのアン王女、アメリアのブッシュ元大統領夫人、ニュージーランドのヘレン・クラーク元首相、最も輝いていたのが、ルワンダの大虐殺で身内を失ったマリア・ポール・アテマさん。「私の人生に変化をもたらしてくれたロータリアンに感謝します」といって、ステージ下の赤ちゃんに駆け寄るシーンは会場の拍手が鳴りやまなかった、とか。国際大会での、女性とローターアクターの積極的な主張にはロータリーの新時代を感じた。

縦組みの、『SPEECHでは、2520地区のIMの講演「子どもも大人も地域も育つ包括的こども食堂」。NPA法人インクルいわての山屋理恵理事長は「一つ屋根の下にいろいろな人」をコンセプトに、世代の違う他人が「食」を入り口に一緒に話をし、支えあう場を提供
困難を抱えた子どもを救済する事業を立ち上げ、貧困の連鎖を断ち切る手段を模索されている。「私たちの本当の武器は優しさ。虐げられた人、弱者への優しさ、眼差しが武器」という言葉が印象に残った。
『クラブを訪ねて』は秋田の木都、能代RC。秋田杉の製材、加工で木都と呼ばれ田町だが、今は半ばシャッター通りと化したという。この町で頑張っているのがローターアクター。たった4人だが、ロータリー七夕を実現した。これを支援するロータリアンもかつて威容を誇った大灯篭を復活し、天空の不夜城を再現するのが夢だとか。日本一の大灯篭の写真が綺麗。
今月号の当地区からの投稿は「私の一冊」の宮崎北RC菅沼龍夫会員。かのリチャード・ニクソンが執筆した「READERS」。『ROTARY AT WORK』には、鹿児島SWRC・宮崎東RCの「車椅子バスケ南九州大会」が掲載されている。


2018年8月30日木曜日

ロータリーの友を読もう 8月号


第 2730 地区 地区代表委員 深尾 兼好

表紙が楽しいイラストになった
横組み表紙が夏祭り、縦組み表紙が花火大会。誰しもが思い出の中に持つ夏の風物詩。写真よりも情感が伝わって凄くいい!
『インスピレーションになろう』についてのバリーからの最初のメッセージ
「まず内部から始めよう」。世界を変えたければ、家に帰って家族を大切にしなさい、という言葉を引用して、会員基盤を熱意ある健康な会員で固めるため、クラブに目を向けて、会員維持と増強のため魅力あるクラブにすることが肝要と力説。
影響を与えられるだけの知識もモチベーションもないクラブでは意味がない。影響を与える存在こそがインスピレーション。
今月は会員増強・新クラブ結成推進月間ということで、特集は「会員増強の可能性」この特集は素晴らしい。イーダイナ・モーニングサイドRCでは
  1. 有名会員や例会場所、イベントなどクラブの長所をすべてリストにする。
  2. ロータリーファミリーや元会員などクラブに合う人のリストを作る
  3. クラブの特性を知り、合わない候補者は他のクラブに推薦する。
  4. クラブに新たなエネルギーをもたらす会員増強をクラブの最優先事項にする。
  5.  時、処を選ばず,行く先々でロータリーについて話す。
  6. 会員の義務は勿論権利もアピールする。
  7. 会員増強にゴールはない。繰り返しおこなう
  8. 入会式をお祝いする。特に,入会した会員のポスターを作り正面に掲示するというアイデアは面白い。
  9. 粘り強く説得する。
  10. クラブの例会やイベントに個性を持たせる。
わが鹿児島西RCの仰々しい賀寿例会や月見句会例会、野菜果実叩き売りクリスマス例会、更にはロータリーの4世代(プロバス、ロータリー、アクト、インター)で行う4世代フォーラム等もこれに付随するようだ。また、エバンストンRCの奉仕団体のお見合いイベントや例会よりプロジェクトを重視しメディアやイベントを通じてのPRで人を集めるレクサム・グリンドゥールRCの例、驚いたのがサンフランシスコ・カストロRC、多様性を受け入れ、なんとLGBTQ(性的少数者)のクラブとして誕生他にトランスジェンダー(性不一致)の会長を立て、性差別の廃止を呼びかけたクラブもある、とか。日本はまだまだ遅れていると思わざるを得ない。
増強のページはまだまだ続く。16頁から22頁までは「女性ロータリアンに聞く、女性ロータリアンの増強・維持のワケ」世界(22)に比べてまだまだ女性会員の比率が低い日本(6,6)の現状とこれからについて様々な女性リーダーから意見が寄せられている。どの地区も保守的な伝統クラブを中心に抵抗があり苦労されたようだ。「いい人材を集めた自然な結果が女性会員の増加につながった」
と言う2780地区の新井今日子会員は、地区がクラブを応援しているという姿勢を示せば、地区とクラブの信頼関係が生まれる、とも。全くその通り、クラブの発展あっての地区運営ですから・・・またこの特集には、当地区の田村香代子増強委員長も寄稿し、日本一保守的と言われる南九州で女性会員を入会させ定着させる苦労を語られている。「なでしこ2730」と名付けられたこの委員会は、女性会員の活性化を目指し地区の全女性会員全員が委員会メンバーという他地区でも例のない委員会で東日本大震災では、地区の奉仕PJとは別に、独自の支援活動を行い、各種セミナーで女性パワーを一般市民にもアピールするなど大いに評価されている。元気な方です。
もう一つの特集が「全国ロータリークラブ野球大会」
1981年の準備会では、当時の小津阪神タイガース球団社長がコミッショナーとして挨拶。参加チームは6クラブ。司会は朝日放送の花形アナ植草貞夫氏が担当するなど、さながら、高校野球の甲子園の様相を呈したとある。それから今年で35回を数え、高校球児の憧れ甲子園を借り切って行われた。面白いのは、前夜祭の参加を以て入場式の代わりとする、という規定があり前夜祭は、出場クラブが舞台でお国自慢を披露するなど前日から白熱戦が展開されたとか。これぞ親睦、羨ましい限りである。
30頁には、JAPAN RYLAセミナー」、北海道から沖縄までに総勢100人が組織キャンプ方式で「地域に生きる、世界に生きる」をテーマに3日間の共同生活を報告。32頁には、People of action around the world
世界中のロータリアンの活動がシリーズで紹介されている。
縦書きに移って、毎回楽しみなSPEECH、今回はアサヒビールホールディングスの泉谷 直木会長。「変化をチャンスに」というテーマはよく耳にするが、極めて具体的にその方法を示されている。幸せ度57位。主要国中最下位の日本とトップのデンマークの差は、単なる豊かさではない。芸術、料理、スポーツ等全国民が3つ以上のクラブに入り、上下関係でない仲間との交流を楽しんでいること。もう一つはボランティアが街の風景として当たり前に行われていること。ボランティアをする人も、される人も幸せ感を感じるからだとか。ロータリーの原点、親睦と奉仕が充実すれば人は幸せになれるのである
チャレンジとしては「売り手の発想」から「買い手の発想へ、大量生産、大量広告で売りぬけるマスマーケット方式はもう通用しない。「思い込み」ではなく「事実確認」過去に成功した経営者程陥りやすい。商品開発は「社内発想」から「市場発想」へ。「物的品質
に「精神的品質」を加え総合的な満足感をつくる。「広告宣伝」ら「情報発信」
へ、お客様の言語を共有するということ。高度成長期に有効であった、どこを切っても同じ顔が出る「金太郎あめ集団」からダイバーシティ(多様化)サル、キジ、イヌがトップを支える「桃太郎軍団」と移行させなければ、というのも頷ける。最後に感動の共有ができる組織を作ること。一部のできる人材が改革を進めゴールするときは全員でというのが理想だとか。
『クラブを訪ねて』は横浜西ロータリークラブ。創立は横浜高島屋の創業と同じで今年60年を迎える、初代社長がチャーターメンバーだったため、創立総会は高島屋のホールで行われた。横浜高島屋と共に発展してきたクラブらしい。会員であり地区のガバナーを務める
湯川孝則ガバナーは、会長時代に「日本一フレンドリーなクラブ」を合言葉にして、上から目線無しのクラブを目指したそうである。楽しそうな会の雰囲気が伝わってってくる。
残念ながら今月は当地区からの「友愛の広場」「卓話の泉」「ロータリーアットワーク」「俳壇、歌壇、柳壇」変更の投稿は無かった。頑張らねば!


2018年7月17日火曜日

ロータリーの友を読もう 7月


2730 地区 R友 地区代表委員 深尾 兼好

4年ぶりに友の地区代表委員を拝命し、例年とは違う意気込みで友を手に取ったら「えっ、分厚い?」確か70ページくらいだったと思うのだが、今月号は90ページ。「うーんまさにインスピレーションになってる!
。で、例によって横組からページをめくると、いきなり片山主水ロータリーの友委員会委員長が登場。「良き読者の伝統を引き継ぎ、その監督のもと良き編集者の伝統を受け継ぐスタッフにより編集される、RI会長表彰も受けた模範的地域雑誌
という解説。友に心を向け,友を心に引き寄せ、好読、愛読に繋げて欲しいとメッセージ。「好読」とは何て素晴らしい言葉でしょう。

新年度RI会長のテーマ『インスピレーションになろう』
「霊感?思い付き?
になる?分からないなぁと思ってメッセージを読むと、国際ロータリー理事会が採択した新しいビジョン「ロータリアンは世界で、地域で、そして自分自身の中で持続可能な良い変化を生むため、手を取り合って行動する世界を目指す」という書き出しから,「ロータリアンにとって一番大切なのは、自分自身に変化を生み出すために行動する」。そして
人々の暮らしを変えるような影響をもたらす活動を行うことでロータリーが地域社会の、更には全世界のインスピレーションになる」。
最後は「インスピレーションになりましょう、力を合わせれば、わたしたちは世界にインスピレーションを与えることができるのです」。という言葉で締めくくられていた。
インスピレーションとは「鼓舞させる人
、「息を吹き込む人
ということになるのか?

Call me Barryというヘッドラインで紹介されているバリー・ラシン新会長のプロフィル。写真がカッコいい。気さくで頼りになる風貌。海が好き、犬が好き、ガーデニングが好きというのも共感。優等生じゃないのも好感。家業の病院を継ぐため、医大に入るが2年で中退。でもそのあとが凄い。マイアミ大で会計学、フロリダ大で病院経営のMBAを取得して病院を継ぎ、本当に必要と言われる病院に育てた。
「私たちがここにいるのは、同じ道を歩み続けるためではなく、新しい道を切り開くため、人生では賭けに出なければならない」という言葉もいい。
地元ハイチではロックスターのような憧れの存在だというのも頷ける。

23ページからが全34地区の新ガバナーの紹介。個性が34個、いろんな方がいる。わが2730地区は川原篤雄ガバナー。「目標は高く、志操は固し」と紹介されているが、写真で見ると奥様との距離が34地区中、最も近い。愛妻家の面目躍如。
42ページからはRI理事他各分野の指導者のメッセージ。石黒慶一RI理事は、KADOKAWA97日から配給する『プレス しあわせの呼吸』,ポリオに感染した人の生き方を描いた映画を紹介されている。この作品には「END PORIO NOW」のロゴが掲出されているらしい。是非見たい。三木 明RI理事は毎年当地区でご講演頂いている大事なゲスト。既定審議会には世界中から文化、宗教、習慣の異なるロータリアンが集まり、新しいルールを決める。これはまさにロータリーの多様性の現れだが、それぞれが違うロータリー觀を持って当然。日本人らしいロータリー觀を世界に発信するのもいい、とメッセージ。同感です。
47ページに1024日は『世界ポリオデー』という記述があった。世界中のロータリーがポリオ撲滅を目的としたイベントを実施しているとか。チャリティコンサートや募金活動、地域イベントへのブース出展等、世界ポリオデーへのイベント登録を呼びかけている。我々の地区やクラブでも積極的に何か考えたいものだ。インスピレーションにならねば。
50ページからはPeople of action around the world
今月は氷上のゴルフでフードバントリー(ホームレスに食品を提供)に寄付したアメリカの例をはじめ、若者の就職チャンスを作るため写真と動画の研修機材を寄付したブラジル。眼鏡を回収しアフリカでの再利用を計画したスコットランド。女性に対する暴力追放キャンペーン「ノン シアーモ ソーレ(私たちは独りじゃない)」のイタリア。障害をもったアスリートたちの夢の実現を支援するシンガポールが紹介されている。世界の地域で行われている身近な取り組みは刺激になる。
縁あってロータリーに触れた若者たちのその後を追ったNEW GENERATION」。「旅するロータリアン」「パズルdeロータリー」も今までになく新鮮で面白い。

縦組では、『SPEECH活水学院の吹奏楽団の総監督 藤重 佳久氏。私は長崎で学生時代を送ったため「活水女学院」という名前に反応して読んだが感動した。仏教系の金賞常連校からカトリック系の無名校に移られた氏は、西洋音楽はキリスト教の五線譜が原点ということで抵抗なく移籍。成程と頷いたが、「いい顔、いい声、いい心」が音を変える、演奏とは正しく楽器を鳴らすことではなく、朗読のように自分の気持ちをこめて演じると生きた音楽になる。と気づかされたそうである。「ねばならない」のMust教育ではなく、「したい」というWill教育でなければならない。音楽指導は人間教育であり、指導の一環として日誌を書かせるのは、いい文章の書ける子はいい音楽を奏でることを実感したからだとも。アメリカでは表現は人間を育てる大事な授業、との観点から、基礎教科として扱われている
お勉強という感じで音楽をするのではなく、楽しみながら授業を受けていると思いやりをもち、自分で物事を考える生徒に育つ、ということなのだろう。

次が『クラブを訪ねて』これまた学生時代40日間実習で滞在した寒河江にあるロータリークラブで創立60周年を迎える伝統クラブである。「ロータリーの杜』を寄贈し、桜や紅葉の名所に育てた、とか。寒河江は元天領で豊かに栄えた土地。砂金が採れ、国の重文、十二神将で知られる名刹慈恩寺が在り、旧家には立派な京風のひな人形が残っている。サクランボや米、水、蕎麦といった自然の恵みがふんだん。米と水と言えば酒。クラブには三軒の造り酒屋のオーナーがいて、うらやましい限り。蕎麦食いが高じて蕎麦道場を作ってしまった粋人もいるとか。これは絶対訪問したい。と思うこといきり。
最後に「友愛の広場
、「卓話の泉
、「俳壇、歌壇、柳壇
、「ROTARY AT WORK」、「声
と続くが今月は友愛の広場に当地区の鹿児島西南クラブのSATUMAミカンと薩摩六白黒豚
、が掲載されている。NHK大河ドラマで注目を集める薩摩のお話。地元でも知らない薩英戦争の詳解が述べられ、SATUMAと呼ばれた温州ミカンとその返礼に貰ったバークシャー種の黒豚が鹿児島ブランドの六白黒豚になった。その通り!これは日本一旨い

2015年12月28日月曜日

ロータリーの友 12月号


12月号の横組み表紙「都会のオアシス」は、東京・丸の内のクリスマスツリー、縦組み「くま川下り」は熊本県人吉市での川下り。いよいよ年の瀬も迫ってきたのだなあと思うと同時に、今回も11月号に引き続き九州の写真が採用されており、うれしく思った。

横組み表紙裏は196869年度日本から初めての国際ロータリー会長が就任」として、日本最初のRI会長である東ヶ崎潔氏の紹介記事。10月の地区大会に田中作次元RI会長を招き。「ロータリーを語ろう」という特別セッションを開催したが、数少ない日本人のRI会長とのご縁があったことに本当に感謝したい。

K.R.ラビンドラン氏の「RI会長メッセージ」は、「贈り物を分かち合う」である。最後に書かれている「人々に喜びをもたらすことによって、自らが犠牲になることはありません。それどころか、喜びは増していくのです。贈り物を贈り合うこのシーズン、私たちはほかの人々と分かち合うことで、与えられてきた贈り物を増やそうではありませんか」という言葉は本当に共感できるし、財団やクラブの奉仕活動を通じて、少しでも分かち合える喜びを感じられるように活動していきたいと思った。

特集「地域社会で汗を流す」では、各クラブの社会奉仕活動がいろいろと紹介されており、大変参考になった。わがクラブでも独自の奉仕活動や、地域で開催される「橋の日」、「延岡アースデイ」などの活動に参加し汗を流している。ぜひ次回、同じような企画があれば投稿したいと思った。

特集「自然災害に備えて ―独自のシステムを持つクラブ・地区―」については、当地区でもアンケートで確認したが、情報が来なかった。東日本大震災後は防災の対する意識や取り組みがいろいろと話題に上っており、今回の特集をきっかけに各地区やクラブでも意識してもらえるようになればいいなと思う。

Rotaryいま……」の「新しい発想でロータリーを」では、ロータリーの多様性を尊重しながら新しい発想で行動していくことも大事であるが、その根底には「ロータリーの目的」や「四つのテスト」を常に持って行動することが大事だと感じさせられた。

「地区大会略報Ⅰ」に第2730地区の地区大会を掲載していただいた。写真を20点近く送った中で、「集え、ロータリアン! 水郷とお接待のまち延岡へ!」の歓迎コンセプトを表わす、友愛の広場での鮎の塩焼きの写真を掲載していただいたことには感謝したい。

縦組み「スピーチ」の「いじめ予防を考える いじめ、問題行動予防の前提となる集団づくり」の中で、「いじめをなくすためには良い『学校風土』をつくる」ことが大事というところに共感した。私も以前、PTA会長を経験したが、普通のことをがんばっている子どもたちに「もっとがんばれ」ではなく、「君たちは今、それで素晴らしいよ」と褒めて、足らないところを支えてあげることが大事であることが、本当に身に染みて必要だと思った。


「ロータリー歌壇」には、当地区・志布志RCの西岡雅博会員の投稿が掲載されているし、「ロータリーアットワーク(写真編)」には、頴娃RCの「高校生と夏の清掃作業」が掲載されていた。12月号にも、地区からの投稿があったことに感謝したい。