『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2020年3月13日金曜日

ロータリーの友を読もう3月

ロータリーの友地区代表委員    深尾 兼好

表紙イラストから。
護岸は桜並木だろうか?流れを昇る魚と橋の上から、それを目で追う猫。
もう一匹は流れの先を見つめている。風景には心がある。
もう1点は、米国籍ながら日本人最初のRI会長、東ケ崎潔。
Participate! 参加し敢行しよう」をテーマに日米の架け橋となった人。
目が涼しい。

巻頭、マローニーRI会長のメッセージは、
ローターアクトによる新しいクラブモデルの創設。
若い世代がロータリーに何を求めるかを理解し支援することが、
世界をつなぐロータリーに成長をもたらす。
確かに穴の空いたバケツに水を足しても会員減少の解決にはならない。
大胆だけどその通りだと思う。

今月は「水と衛生月間」知らなかったが322日は「世界水の日」らしい。
国連がロータリーと目標を共有する持続可能な開発目標SDGsの活動が
日本のロータリーでも進められている。
世界で22億人もの人が安全な水を飲めず、7億人がトイレのない生活をしている。
そのため毎日700人もの子どもたちが命を落としている。

特にアフリカが酷く、ロータリー財団学友で開発途上国の水と衛生分野の支援を
行っている宗像淳史君の報告では、井戸を掘り、水を汲み上げるハンドポンプを
供与しても、現地にメンテナンスを行う資金や知識がなければいたちごっこで、
早急に行政や民間セクターを加えた「セルフサプライ」の導入や
ICT(情報通信技術)による設備管理の必要性を訴えている。
これこそが継続可能な支援であろう。
クラブの活動としては、広島北と陵北RCが行った台湾花蓮への
取水施設の建設とメンテナンスを実行する住民のトレーニング支援。
素晴らしいのは、現地を取材し住民の声からニーズを把握し実施されていること。

神埼、佐賀南、西、大村RCはネパールへの浄水設備の設置と衛生教育。
電子データでは機能しないため印刷物にしてワークショップで使用されている。

鴨島RCは戦争でつながったフィリピンへの豊富な湧水を飲用に供するための支援。
計画にあたって会員が実際に現地に赴き、モニタリングを行っている。

以上3例が紹介されているが、何れも現地の行政、住民と一緒に活動し、意識を
もったローターアクトやインターアクトなど若い力を活用している事。
これが目的達成の秘訣だろう。

次が「ロータリアンと共に奉仕するローターアクター」の紹介。
よくある街や海岸の清掃だけでなく、「キッズタウン」や「アクトゲーム」
「街歩き」や「鍋フェス」それにロータリーのおじさんたちには言葉もわからない
「月経カップ」の普及活動など、若者が関心を持って取り組め、達成感のある
内容となっている。やはり奉仕活動は楽しめることが一番。
そして、「ホルガー・クナーク次年度RI会長」の紹介。
ビジネス カジュアル 風貌を見ると陽気で楽しい方のよう。
青少年交換プログラムに長年取り組み、
「ロータリアンになるのにふさわしくない年齢はない」が持論。
次年度のテーマは
「ロータリーは機会の扉を開く」
久々に解りやすいテーマだと感じる。ロータリアンになれば、
新しい機会が得られ、その機会、例えば奉仕の機会を活かすことは、
奉仕を必要としている人にも機会を提供する。双方向の機会ということ。
テーマのロゴには
ブルーゴールドと共にローターアクトのクランベリー
が使われている。アクトへの期待が伺える。
ご夫婦に子供がいないことが、ホストファミリーを務めることによって、
青少年交換が二人の最高のプログラムとなり人生を豊かにしてくれた
と述懐された。
氏はガバナーになるまで一度も地区のリーダー職についたこともなく、
ゾーンでのリーダー職を経験することなくRI理事になったという不思議な方で、
一人では何も出来ないことを自覚し、年齢性別に関係なく情熱を傾ける人物を
尊敬する、という方。
だから
次年度に重点を置くのは、若い世代を信頼し、頼りにしてロータリーの
新しいモデルを創り、ロータリーを強くすること。
「真にロータリーの一部になることは、ロータリーの活動を誇りに思う
ことであって、自分が何をしているかという自己中心的なことではない」
という言葉が印象に残った。
END PORIO NOW
パキスタンの現状は野生株ポリオの発症が100人を超えたという報告。
今まで入れなかった地域に入れるようになったためだが、ここから感染者を
増やしては苦労が水の泡。チームポリオジャパンの活動に頭が下がる。
縦組みSPEECHは京大名誉教授で関大社会安全研究センター長、
河田惠昭先生の講演要旨 「変貌する自然災害と縮災対策」 
縮災という言葉は初めて見るが、河田先生の造語で「災害が起きる前に対策を
実施し被害を少なくすること、と発生後の早期復旧・復興を目標とすること」と
定義されている。
自然災害は予知できないし、完全に防ぐ手立てもないのが現状で、縮災対策を
事前に徹底することが必要。と政府に提言されている。
インドネシアの例を見ると、2005年の災害で15万人がなくなり、世界中からの
多額の支援で津波早期検知用のブイを浮かべたが、
2018再び起きた津波では全て故障して機能しなかった。
修理する金がなかったのが原因とか。
SDGs持続可能な支援が叫ばれる所以でもある。
成程と思ったのは、土石流は一度起きると、流れる土石がなくなるため
230年は同じ場所で起きない、
にも関わらず,「災害対策基本法」は災害が起きたら、
二度とそこで繰り返さないことを目指す法律なので、その時その場所でしか
機能せず、必ずしも必要ではない砂防ダムに多額の資金が費やされる。
本当は別の場所が危険なのに。
だから縮災。
害が起きる前に被害を少なくする手立てが必要となる。
想定外の外力を防災設備によって完全に制御するのは不可能だから、
緩和するという対策は現実味がある。
また、ロボットならプログラムされた危険基準になったら即、退避するが、
人間は曖昧で、「まだ大丈夫」、「まさかそこまでは」という意識が行動を遅らせる。
水害タイムラインを導入し、
全住民、少なくとも行政機関が同じ基準で行動することが必要、とされた。
防災訓練は失敗することが大事、失敗から人は学ぶ。その場を繕っては
いざという時に過ちを繰り返す。心に留めておきたい言葉だ。

「この人訪ねて」
山形長井中央RCの梅津雄治さん。けん玉製造日本一を誇る会社の経営者
全国最年少27歳でロータリアンとなった現在35歳の若社長。
けん玉には様々な技があり、段位もあれば全日本選手権もある、とか。
仕事が好きで365日働きたいが、家族と従業員のために週休2日を守っている。
理想的なロータリアンだなぁ・・
投稿では何と、俳壇に我が地区、我がクラブの
長柄英男会員がトップに掲出された。
これは第一席ということかしら。
「血飛沫を上げる首里城末の秋」
うーん素晴らしい。小生も先月、灰燼と化した首里城を訪ねたが、
ホントに血飛沫をイメージする痛みを覚えた。

2020年2月7日金曜日

ロータリーの友を読もう2月


ロータリーの友を読もう2月
ロータリーの友地区代表委員 深尾 兼好

表紙のイラストはバレンタインデーだろうか?
プレゼントを持ったハートが抱き合い、窓越しに猫がその歓声の絵面を眺めている。
一匹(多分メス)がそっぽを向いているのが面白い。
もう一枚は、ポール·ハリスとシルベスタ·シール。
ロータリークラブの、世界で最初の例会が行われた日の食事
223日のパスタ」を例会食に取り入れているクラブもあると聞いた。

RI会長メッセージ」 
あらゆることが変化する中で、ロータリーの創設以来の理念は不変。
今年実施された様々な奉仕プロジェクトの中で、会長が実際に現場を訪問された
成功例として、東日本大震災を悲劇でなく希望と再生の物語に変えた福島県
移民労働者の研修支援を行った上海
ロータリーの水と衛生、識字率向上プログラムを提供したグアテマラが紹介され、
ロータリーは世界をつなぎながら、人々の暮らしを向上させていくと結んでいる。

今月の特集は「ようこそ島へ!」
はじめて目にする企画だと思う。6847もの島がある島国日本。
離島というハンディを、ハンディではなく魅力にして頑張る元気なロータリアンが多い。
亜熱帯の島で生物の植生と生態の特殊性を訴え、
官民一体となって世界自然遺産への登録を目指す「奄美」
ロシアの侵攻から北海道を守った会津藩士への感謝を、先輩から引き継ぎ、
ロータリー憩いの広場で「慰霊祭」を行う「利尻」
模合(モアイ)という相互扶助の伝統を活かし。IMや地区大会、国際大会への
参加を促す「石垣」。会員、家族の多くが心肺蘇生法の国際ライセンスを取得しているのも
離島ならではのこと。
また「隠岐」は古事記に登場する神話の島、世界ユネスコジオパーク隠岐の島と言われる。
韓国までわずか50キロ、国境の島「対馬」は歴史に名を遺す朝鮮通信使が
「世界の記憶」に登録され、メンバーがNPO法人を立ち上げ国境を越えた活動を展開している。瀬戸内国際芸術祭で注目されるオリーブの島、「小豆島」は樹齢1600年の
特別天然記念物シンパクの保護や会員の経営する宿が日本のベスト10に選ばれたとか。
奄美の「鶏飯」、会津の「うに丼」、石垣の「ミルミル」、隠岐の「サザエ」、
対馬の「黄金あなご」、などなど垂涎の食味も多い。
と、総じて離島のクラブはメンバーの親密度が家族並みに高いようだ。

2つ目の特集は「平和構築と紛争予防月間」
高校生1万人署名を集め平和大使としてジュネーブに届けた、被爆校長崎鎮西学院
IACの内山君。インターアクターとして堂々と世界にメッセージする彼も素晴らしいが、
こうした平和を訴える若者を育てるIACの指導教諭にも頭が下がる。
広島では、長崎-広島の中間点、福岡の上毛町に被爆樹を植え「第3の平和公園」を設け、
被爆地を超えた平和を発信した広島東南RC
田中作次元RI会長の理念「平和はあなたから始まる」を受け継ぎ、
世界中に被爆樹の苗木が届けられている。
来日したマローニー現会長は福島に植樹されたとか、秋田県に植樹した能代RC
報告の中で紹介されていた。
この他ロータリー平和フェローの活躍も伝えられる。裁判ではなく住民の話し合い
によって紛争を解決する「コミュニティ調停」や紛争の原因となる天然資源産出国の
資源収支の透明化を図るEITIと取り組むフェローや
日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフとして、疎外されてきた歴史を直視し、
差別や平和と紛争に関する問題を映像化、HAFUを制作した
フェローが紹介されている。
次がポリオとの取り組み。日本中で展開された「世界ポリオデー」。
我が地区2730鹿児島東RC「プレス しあわせの呼吸」上映会も掲出されている。
また現物を頂いたが、2530地区福島のEND POLIOりんご」Good Ideaだと感心した。
縦組みではSPEECH 
全く耳が聞こえないユニバーサルデザインアドバイザー、松村果林さんの講演要旨。
自分の強みは「聞こえないこと」。だから分かりやすい情報の伝え方、
利用しやすいサービスについてアドバイスできる、と。
確かに聞こえないからコミュニケーションが取れないのではなく、聞こえる人が
コミュニケーションの方法を持たないからバリアがある。考えも及ばなかったが、
日本で上映された邦画のうち僅か13%しか字幕がついていないらしい。
バリアは障害者側にあるのではなく社会が作っている。
松村さんは耳が聞こえなくなっていく不安と絶望の中で自殺を図り,助けられた
という経験から「問題を解決するためには自分から動くこと」に気づき、
筑波技術短大を経てユニバーサルデザイン=障害者と健常者がともに生きる環境を創る 
を目指した。手話ができることを伝える手話ピンバッジ、普段よく使う言葉を指で示すブック、
触ればわかる地図等々、日一日とバリアが解消されてゆくが、
CMに字幕がついてない、という指摘には恐縮した。
全く意にも介していなかったが、3400万人もの難聴自覚者を無意識に切り捨てていた。
CM屋として恥ずかしい限りである。
「この人訪ねて」は大宮シティRCの那須隆男会員。
気象観測用のゴム気球を製造する会社の社長さん。3度の転職を経て
奥様のお父上に信頼されて跡を継いだ。気象衛星がバンバン飛ぶ時代に、
小学校の頃習ったラジオゾンデがまだ主役だとは、思いもよらなかった。
直径1,5mの風船が3m上空では7mに膨張するらしく、わずかの傷も許されない。
海外でも評価が高く63カ国に輸出しているとか。ロータリーへは呑めないくせに、
仲間を求めて夜例会のクラブに入会したそうで、
4つのテストそのままの横顔が見えてくる。

「友愛の広場」 ドイツのロータリアンがNSUのロータリーエンジン車で来日し、広島のロータリークーペのマツダを訪問した記事があった。ロータリーエンジン···懐かしい。
もう一つ、「マイロータリーのすすめ」 大和RCの佐々木会員が、
わかりやすくマイロータリーを解説されている。
失くなったと思っていたIM (Inter-city Meetingが都市連合会と訳され
地区プログラムとして奨励されている事がわかった。ありがとうございます。

「卓話の泉」では、自分が呑兵衛なもので、ラムの話が面白い。イギリス海軍と縁が深く
「ネルソンの曲」と言われたり、水割りを強制したバーノン提督のマント(グロッグラム)から
「オールド·グロッグ」とも呼ばれ、泥酔状態をグロッキーと言うようになった、とか
「俳壇」、「歌壇」「、柳壇」、「ロータリーアットワーク」ともに当地区からの投稿無し。そんなはずないんだが・・・

2020年1月17日金曜日

ロータリーの友を読もう1月


ロータリーの友地区代表委員 深尾 兼好

表紙は静かに明けていく雪の朝。
百花の魁、梅が新春の訪れを告げている、
どこに通じる階段なのか、門柱に狛犬の様に猫が2匹。
時間が停まった静止画の世界、突然枝からドサッと雪が落ちてまた静寂。
心が安らぐいい絵だと思う。
もう一つの表紙は、ロータリアンなら誰でもご存じのシェルドン。
「職業はすべて社会に尽くす手段」という信念を持ったビジネスマンであるとともに、
チェロを演奏する芸術性をも持った人柄が表現されている。
「RI会長メッセージ」は、
どんな職業でも「四つのテスト」に従えば世界に貢献できることを真摯に説き、
よいロータリアンであることが、よい親、よい経営者、よい職業人であることを
阻害してはならない。
ロータリーの成長を促す中で、入会候補者への一番のセールスポイントは
「職業奉仕」である。と断言された。
で、今月の特集は「職業奉仕」
シェルドンの研究や職業奉仕論の第一人者、田中毅PDGと小林聰一郎PDG
2つの論文が、ロータリーの造語「職業奉仕」のすべてを語り、読み応えがある。
特に関心を持ったのは、
聖書にも記された黄金律が「He Profits Most Who Serves Best」のベースであり、黄金律は黄金を儲けるための法則である。と結論付け、地上において、
事業に必要なのは宗教であり、宗教にも事業が必要となる、という田中PDGの大胆な発言。と「Vocational Serves」とその日本語訳「職業奉仕」の微妙な齟齬についての
小林PDGの解説。日本語訳の「職業」と「奉仕」を別々の単語として解釈するから
ニュアンスの違いに違和感を感じる、のであって、
「職業奉仕」を日本のロータリーが生み出した一つの単語(造語)だと考えれば、独自の概念として「職業奉仕とは、奉仕の目的に至る4大奉仕の一つで。職業スキルをもってする奉仕活動」と定義づければいい、とされたこと。
何となく職業奉仕という言葉へのわだかまりがとれたような気がする。

 次が「ロータリー研究会のリポート」
最近はガバナー、パストガバナーだけではなく、ガバナー補佐や地区役員の
参加が増え、実践的なロータリーの研鑽を積むという趣向で実施されている。
就任後2度目の来日となるマロ―二―RI会長の基調講演は、
世界を変える行動人を目指す「行動計画」が中心で、
ロータリーの6つの重点分野と国連の持続可能な開発目標(SDGs)の共通性
が語られた。
4つのテーマのセッションでは、「
  1. クラブがロータリーの原点であること」、
  2. 「ロータリーの認知度は向上しているもののまだまだ先は遠く、クラブのウェブサイトやマイロータリー活用が急務」、
  3. 「ロータリーを愛していれば性別、年齢は関係ない」。
  4. 「RIの加盟クラブとなったローターアクトにどう対応するか」
といったことが論議された。
 次が、日本のロータリー100周年に向けての準備の進捗状況、
更に、国連難民弁務官として地球規模での問題解決に生涯最前線で活躍された
緒方貞子さんの追悼のページ。
今月の「侃々諤々」「例会の席は固定かシャッフルか」というテーマ。
どのクラブもいろいろ試行錯誤しているようで、組み合わせているクラブが
多く見受けられた。面白いのは、好きな料理とか女優、血液型、星座といった
面白い共通点でシャッフルするクラブや、郷土かるたを使い、各自かるたを引くことで
毎回郷土史を学ぶというユニークなクラブもあった。
特に強調されていたのは新会員の座席について。
確かにいい加減に扱えば、将来の仲間を失うことにつながる。
32~33頁には「ローターアクトの方針に関する最近に変更」が解説されている。
年齢上限の解除やロータリーのプログラムからの削除等、大幅な変更があり、
会長、幹事、青少年奉仕のクラブ委員は必読。

縦書きに移ってSPEECH」。
パナソニックのテクニクスブランド事業に社員として係わりながら、
ジャズピアニストとして活躍されている小川理子さん
アナログからデジタルに劇的に転換した時代に研究職として入社。
レコードからカセットテープ、CD,DVD、そしてネット配信へと進化した激動の中を
情熱的に生き、その後、社会貢献部門に移籍して
創業者松下幸之助が創業から実践してきた「本業を通じて社会に貢献する」
(まさに、ロータリーの職業奉仕)に共鳴。
ジャズドラマーでもあった上司の勧めでジャズピアニストに目覚め、専門誌で評価され
プロへの道を進められたが、会社員とジャズプレイヤーの二足の草鞋を履き続けたという。演奏家としてオーディオ機器の開発に関与し、
CSR=企業の社会貢献に演奏家として関与する。
「会社員と演奏家両立しての人生が完了しても、100歳まで演奏を続けたい」。
凄い!の一言に尽きる。
「この人訪ねて」は、東京山王RCの与儀みどりさん。
ホテルオークラ東京に出店する美容師さん。皇太子妃雅子様(現皇后陛下)や
秋篠宮紀子様始め皇室のロイヤルウェディングやストックホルムまで出張して
ノーベル賞受賞者夫人の着付けを担当したトップアーチストである。
真の職人として
「お化粧が綺麗と褒められるより、その方自身の美しさが褒められたい」
という言葉が印象に残った。

投稿のページでは、「私の一冊」で紹介された「女の機嫌の直し方」が目についた。
男女の脳の違い、知っていれば避けられるトラブルも多い。身につまされる内容だと思う。
「俳壇」に久々、当地区から入選。
「老いたるも働く美徳十三夜」鹿児島西RC,長柄秀男会員。
ROTRY DAYAT WORKには鹿児島東RCの
「チャリティバザーとポリオ根絶募金活動」が掲出されている。

問2.友地区代表委員として、今年度下半期の活動予定があれば、お書きください。

当地区では、ロータリー雑誌委員会がロータリーの友のダイジェストを地区のFBを使って紹介してくれるようになったので協力しようと思う。と同時に、次期地区組織の編成に入ったため、次年度からロータリーの友地区委員会の設置を提案。情報収集とR友PRのための地区組織を作り、次々年度G選出クラブのR友地区代表予定者を副委員長として、職務の円滑な引継ぎを図る予定。

2019年12月9日月曜日

ロータリーの友を読もう12月


ロータリーの友を読もう12月
ロータリーの友地区代表委員   深尾 兼好

表紙をいつも楽しみにしているが、今月号もなかなかいい。
横組みが、雪が散らつく都会の冬。喧噪が嘘のような静かな風景。
今でも早朝の一瞬、こんな時間があるような気がする。
縦組は、福島喜三治さんのイラストで誠実な人柄がそのまま描かれている。
米山梅吉さんの陰に隠れて知らないロータリアンも多いが、
実質的な日本ロータリーの創設者、「友」でももっと紹介してほしい。
今月のマロRI会長のメッセージ「アロハ、ロータリー」
アロハはすべての人を尊重することと家族で喜びを分かち合うこと。
今年度の国際大会は、その「家族で喜びを分かち合う」イベント
たくさんあるらしい。人も自然も陽気で明るいホノルルにまた行ってみたくなった。
特集は、疾病予防と治療月間に因んで『元気にRを続けよう』 
R活って初めて目にしたが、これは使えそう。
特集の初めは「がん予防」
2710地区はがん予防推進事業を地区の戦略計画として立ち上げ、
委員会の活動が紹介されている。
「がんを防ぐための12か条」喫煙、節酒、適度な運動、塩分控えめ、
野菜の摂取・・・うーん私には無理。でも早期発見なら90%が治癒するらしい。
こういうところだけは目につく。
次がこの2710地区の「がん予防推進活動3年間の成果」。
各クラブから医療従事者をピックアップし講師として派遣、
卓話や公開講座を実施し、IMのテーマをすべて「がん予防」にするなどした結果、
喫煙率が減少、がん検診受診率が上昇。二次予防への関心が高まったと報告されている。
凄い、その努力には敬意を表したい。
次が「ミャンマーでの学童検診」
ミャンマー米山学友会との協同奉仕活動として実施され、僧院に寄宿する、
体重や身長を測ったこともなく、医師にかかったこともない貧困の子たちを
中心にワクチン接種などを行った。現地ではロータリアンは基より、
ローテックスや日本語学校、現地の役所や医師会とも連携し
ロータリーのつながりを実感する機会でもあった、と記されている。
最後に愛知県の安城RCが「ロータリー体操、手に手つないで」を考案
したことが紹介され、安城RCは、ひそかに全国に広まることを期待しているらしい。
面白そう、公共イメージの増進のいいアイデアだと思う。
16ページ、厳しさと優しさと両方感じる男性のポートレートが掲載されている。
The Rotarian10月号から転載、ノーベル平和賞受賞者デ二・ムクウェゲ氏。
コンゴの婦人科医で残忍な性暴力被害者を治療し、正義を求めて被害者救済に
人生を捧げた、と紹介されているが、その内容は想像を絶する。
レイプ被害は私たちの周辺でも起き、許しがたき犯罪として訴追されているが、
コンゴ紛争の現状は次元が違う。
「第二次大戦以来世界で最も致命的な危機」、
「世界のレイプの中心地」、
「戦争の武器としての性暴力」と表現されている。
そこに記されているのは、何十万人もの女性に対して、性行為とは無関係に
武器を使って性器を破壊し、生殖能力まで奪う残虐な行為。
全く人間性の欠片もないテロリズムだ。
ある地域では体系的に計画され、地域社会を破壊するためすべての女性の性器を
破壊した例すらあるとも報告されている。
そんな中で、ムクウェゲ氏の献身の働きかけで
トラウマを背負った「犠牲者」ではなく、苦痛を克服した「生存者」として
活動を始める女性が増え始めていると書かれていた。無関心ではいられない。
我々ロータリアンがしなければならないことがある、と真剣に考えさせられた。
「ロータリーからのプレゼント」。
全国のロータリアンが行っている子供たちへのプレゼントの一端。
子供食堂や文化、スポーツ、そして国際交流。その中にわが地区出水RC
バレーボールを通じた台湾嘉義東北RCとの交流が紹介されている。

縦組に移って、SPEECH
東京大学の東條有伸教授の講演要旨AIと先端医療」。
最近AIという言葉をよく耳にするが、講演要旨にもあるように、鉄腕アトムや
ドラえもんのような自意識とか想像力まで兼ね備えたAIを持ったロボットを想像し、
人類はAIに征服されるかも、などと井戸端で論じていたような気がする。
だが現実は、アトムのような、万能型、強いAIはまだ存在せず、
人間の脳の一部の機能を持った特化型、弱いAIが活躍し、様々な分野で
人の能力を超えて役だてられている。
このAIが人間を超えるのは2060年頃と予測されているが、
いかに進化しても、人間とAIが補完しあうことが必要で、人間が判断する
という形は変わらない、と書かれていてチョットほっとした。
医療関係の進化は別にして、便利になっても仕事がないのはやはり困る。
ベストセラー作家は2049年にAIで置き換え可能となるらしいが、
自分の文章を機械が書く、というのはどうも・・・という気がする。
『この人訪ねて』は博多イブニングRCの小山田浩定会員。
年商1,440億円という「総合メディカル」という会社の創業者。
九州経済界のカリスマとも、ニヤッとしたのが、薩摩武士、儒教精神を学んで育った、
ということ。インターアクトの指導にも熱心で、
「子供たちは天使やろ、天使を預かる先生は神様や」
不登校生の自立を支援する立花高校を支援している。
「小学生でお世辞を言う奴はおらん。そんな言いたいこと云えるクラブを創ろう」
が口癖とか。ワンコインバーがある例会場でグラスを傾ける「おじぃ」
想像するのも楽しい。
最後に38ページ-「地区大会略報」
我らが喜島健一郎ガバナーのディスコ姿が掲載されている。
「笑顔溢れる大会に」という喜島ガバナーの願い通りの大会になった。

2019年9月9日月曜日

ロータリーの友を読もう9月


ロータリーの友地区代表委員 深尾 兼好

表紙のイラストが楽しい。
横組みが月と街燈、まーるい明かりが二つ並んで道を照らしている。
電話ボックスから電話を入れて「月が綺麗だから迎えにおいで」と誘っている
自分が居そう。縦組みの表紙はThe Rotaryの生みの親チェスリー・ペリー
初代事務総長のポートレート。見るからに真面目そう。
今月の会長メッセージは
「ロータリーのイベントの多くを家族向けにしよう」という提案。
優先事項のひとつとして、家庭の責任を担う若い世代が家庭生活と競合する
のではなく補完し合うような文化を育てようということ。
ロータリーを通じて子どもたちの目を世界に、未来に向けさせるという意味でも
意義がありそうです。
今月は『基本的教育と識字率向上月間』
教育の機会が得られず大人になっても文字の読み書きのできない人が、
世界には75千万人もいるとか、ロータリーにできることは何か?
世界各地の取り組みが紹介されています。一つは、モンゴルのプロジェクト。
聴覚障害児に教科書を届けるのではなく、VTT(職業研修チーム)の制度を活用し、
教科書をつくる能力を持った先生を育て教科書を自分たちの手で作らせた前橋RC
言葉の問題は米山奨学生がクリア。
モノを送るだけではなく、チカラを贈る。
このプロジェクトこそロータリーだと感心しました。
もう一つ紹介されていたタイに図書を贈るプロジェクトも考え方は同じ。
ただ本を贈るだけでなく、何度も足を運び、相手に合わせた書物を選び、教員や司書の
教育も行うという持続可能性を重視した活動、
現在プロジェクトを計画中の我が地区、我がクラブも頑張らなければと
改めて思わされました。
もう一つの特集は『ロータリーの友月間』
あまり知られていない「友」の事実。その一つが、入会と同時に配布されるので
タダだと思っている会員が多いこと。200円納めて購読する義務があります。
次が「友
RIの公式地域雑誌であり、その財政基盤、誌面構成については、
毎年RIの審査を受けて認可されていること。三番目、その目的は1952年二つに
分割された地区の情報共有、日本のロータリアンを「つなぐ
ことから始まったこと。
その誌面には美智子上皇后のご実家、正田英三郎氏が東京RCの会員だったので天皇家のご誕生祝賀も掲載されています。お誕生日はロータリーと同じ223日。
また、地区でもクラブでもあまり知られていない「ロータリーの友地区代表委員」
についても詳しく解説されています。
地区代表委員はガバナーの代理として、地区を代表し「友」の制作に携わる委員
本来、機関誌編集という趣旨に沿えば、地区ガバナーが委員会構成員であるべきところ
地区内でガバナー補佐が置かれるように「友」内にガバナー代理としての委員を置こう
というのが趣旨であったようです。
ところが現実は、なかなか地区の理解が得られず、地区組織内に明確な位置付けも
なされないまま情報の収集に四苦八苦しているのが現状だと思われます。
委員は単年度制で毎年替わる地区が多いのですが、私は通算5年目、
ようやく慣れてきたのか、特集記事掲載を機に転載や講演の話も舞い込み、
予期せぬ反響に仰天、機関誌としての「友」誌のパワーを改めて見直しました。
特集の最後は世界中の地域雑誌の表紙。
よく見ると一つ一つお国柄が出ていて暫く熟視しました。

次は、2020年国際大会の開催地、ハワイ、ホノルルの紹介。
12頁に亘るボリュームのある記事ですが、写真も綺麗だし、楽しみ方もふんだんに
紹介されていて、これは参加者が多くて、早く予約せねば、と焦らされました。

あと、元青少年交換学生が所属する世界最大の通信社「ロイター」が今年の
ピュリツアー賞を受賞したこと
ピュリツァー賞といえば、報道では世界で最も権威ある賞。
ミャンマー軍のロヒンギャ・ムスリムへの弾圧を報道し解放を勝ち取ったこと
評価されてのこと。彼、アントニー・スロドコフスキー君(ポーランド)
滞日生活は好奇心のまま毎日走り回っていたとか、その彼をホストファミリーは
「マルチカルチュラル
と評しました。ロータリーが育てた素晴らしい若者がいる。
ロータリアンとして、それだけでも誇らしいと感じました。
縦組みでは、まずSPEECH
日本銀行の宮田恵一氏の講演「ラグビーから学んだ和の精神」。
ラグビーとロータリーの精神は通じるものがある、というお話。
One for AllAll for Oneとはチームが一体となって、ということだが、
実は敵も味方も国も越えてラガーたちが一体となる。つまりNo sideという
意味でもある。規則は守らせるものではなく自ら守るもの。試合後で相手を讃え合う
No sideはグランドだけでなく、シャワーを浴びて正装に着替えて敵味方交歓する
ことでもある。成程ロータリーと通じる。
氏の話の中で共感したのは「運動会で順位をつけないのは間違っている。過保護は、
子どもを我儘にし、協調性に欠けた子どもする。必ず経験しなければならない
勝ち負けの基礎を子どものうちに体験することは大切
とされたこと。
全く同感。ホントに子供を見ると、親の顔が想像できる。
『この人 訪ねて』は、ミキハウスの創始者 木村皓一さん。
ポリオを克服して恋敵に勝つため野球を始め、今も現役で
ロータリーのチームではでサードを守る面白い方。
著書のタイトルが「惚れて通えば千里も一里」仕事でも彼女でも惚れきって
目標を目指せばうまくいく、ということらしい、本当に実践されたのには驚き。
惚れた彼女のために車椅子から立ち上がり、筋力を鍛えて野球ができるまでになった。
事業も同じなのだろう。「過去は忘れろ、成功事例を持ち出すな」
ミキハウスの訓だとか。
「結果を出した人に、ドカンとビッグボーナスを出す!」大阪人やなぁ・・・
友愛の広場、卓話の泉、俳壇。歌壇。柳壇、ロータリーアットワークいずれにも当地区からの投稿無し。むむむ