『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2012年12月18日火曜日

2012年12月号のみどころ


 最近、街の至る所でイルミネーションが輝いている。表紙のメッセ―ジによるとピースツリー運動の広がりとしてのクリスマスディスプレーという事だが、仏教徒の小生には、仏説阿弥陀経の「青色青光。黄色黄光。赤色赤光。白色白光」きらびやかなお浄土を思わせる。どちらも信仰という不可思議な世界。ちょっと強引かしらん。

 今月のRI会長メッセージは新たなチャレンジ「未来の夢について。接続可能なプロジェクトとは、その場限りではなく、自立の力を養う奉仕であり、奉仕のノウハウが広く応用できるアプローチであり、地域社会の人々を恩恵の受け手としてではなく、奉仕のパートナーとみなす取り組みであると理解した。

 今月は「家族月間。家族で太鼓橋のペンキ塗りをしたり、森づくり、森林体験をしたり、海外でのボランティアに家族を同行したり、ロータリアンと過ごした家族の時間が、人を助けたい心を育て、次世代のロータリーの担い手となるのでは?と記されていた。これこそ新世代奉仕、未来への奉仕だと痛感した。次ページが、大阪ネクストクラブ5周年の報告。結集した5つのクラブはロータリー家族を中心とした新世代クラブで、会費を極力抑え、食事無し、事務局無しというクラブだが、むしろ自主性、自立性が感じられ頼もしく感じた。

 最終段階にさしかかったポリオの対談では5人のポリオ僕滅運動の指導者が様々な視点からポリオ撲滅を論じ、特に最後の質問「ポリオ撲滅のために使うリソースを別の目的に使った方が良いと考える人たちへ」の答えとして語られた「ポリオ撲滅は最も良い買い物、2035年までに500億円の節約になる」と「99%でやめてしまっては発症数は再び増え、すでに撲滅された国にまで広がる」さらには「ポリオ撲滅で培われたインフラや技術は他の支援活動にも役に立つ」という記述は説得力があった。

 「今、ニッポンにはこのの力が必要だ」社会全体に充満する閉塞感を払拭するには、スポーツの力が必要。オリンピック、パラリンピックをニッポンでという提言。と「SAKUJI大作戦」元気なクラブを実現し会員増強をという提言。いずれも松宮 剛RI理事からの呼び掛けだが、仰る通りクラブの活性化には夢と元気が必要。単なる「増員」ではなく力を増す「増強」であり、ロータリーの原点、親睦と奉仕の両輪を力強く回すことが、元気なクラブづくりに繋がる

 今月は当地区2730地区活動の紹介もクラブからの投稿も無し淋しい限りである。