『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2011年10月29日土曜日

10月号のみどころ

横組>
P1 RI会長メッセージ
バネルジー会長はわかりやすいメッセージを出される方である。和訳されているとはいえ、温かみを感じる言葉が並んでいる。家族での参加を強く呼びかけていることも特長である。

P6 職業奉仕に力を注ぐ
RI会長は職業奉仕に特に注力してほしいと考えているとある。職業奉仕を実践するための会長のアイデアが掲載されている。また、会長がRI職業奉仕推進委員会を設置し、7月に開催されたことも報告されている。そして、CSRが職業奉仕につながるのではないかとという提案についての検討がなされ、具体的にはISO26000を活用することが取り上げられている。今後の動向に注目したい事項である。

P10 四つのテストの沿革
四つのテストがどのように誕生したのかがよくわかる記事である。会社の再生のために作られた、現場で鍛え抜かれた文言であった。いろいろな宗教宗派にも確認され、この言葉を実践した会社は見事に再生している。四つのテストは単なる精神テーマではなく実践の言葉である。

P12 職業奉仕に関する声明
この中で3)の自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てること、は震災へのボランティアを見ていると特に強く感じる。自分の職業奉仕の解釈にもこれは重要と考えている。

P18 バンコクにまつわる2つの街の話
今回の記事はレイアウトが気になった。写真が大きいのはよいのだが、反面、文章が13文字/行と細くなり、読みづらさを感じた。内容面もこの文章でバンコクに行きたくなるというほどの内容はないように思える。

P24 心は共に 風評被害に挑むロータリアン
例会はロータリアンの中核であることをあらためて認識した。そして風評被害に対しロータリーのネットワークを通じて挑戦している。

P26 心は共に マリンピア松島水族館に招待
ここにある震災中のものも含めてこれらのエピソードはきちんと残されるべきものである。ロータリーの友は紙のアーカイブとしてこれらを保存してくれる。

P35 エバンストン便り
ケチャップでポリオを撲滅はよいアイデアを紹介している。

<縦組>
P7 この人この仕事
会社の経営者として、新規事業に取り組んだイノベータとしての木内洋一氏の記事は多くのロータリアンに共感されると思う。

P10 卓話の泉
洋食テーブルマナーは洋食になれているロータリアンにとっても、あらためてためになると思う。二次電池、うつ病と呼吸法も同様でロータリアンの職業の幅広さを感じた。

P30 ロータリーアットワーク
四年前の御礼に訪問の記事はすばらしいエピソードである。奨学制度にとっての明るい話である。

9月号のみどころ

<横組>
表紙 神秘的な構図の和太鼓集団。写真1枚で行ってみたくなるほどの魅力を感じた。

P1 RI会長メッセージ
より若い会員をロータリーにというタイトル。若い世代の居場所はインターネット、フェイスブック、ツイッター、Eメール、スマートフォン上であることから、クラブのウェブサイトの必要性と質の良さを求めている。ロータリーの将来を考える上でやはりネットの活用を真剣に考えねばならない。

P3 高校生の写真
新世代月間としてのイメージであるが、表情もよく、ふさわしい写真掲載である。さわやかさを感じ、新世代への期待を感じさせる。

P5 特集 新世代のための月間
新世代と歩む青少年交換は、セッティングはするが結果を聞いてないケースが多いのでは。確かに帰国後報告会が例会等であるが、時間も短く、なにより緊張している彼らからじっくりと話を聞くという状態ではない。この特集は日本人初の交換学生をはじめとして5名のその後を含めた話が掲載されている。貴重な情報、知識となる記事である。

P20 心は共に5
引き続き、震災復興への各クラブの活動が掲載されている。各クラブの具体的かつ身体を使った活動にはとにかく敬服する。このような災害に対し、ロータリー何をできるのかを最終的に検証する場合に役立つ情報である。この特集は最終的に一冊にまとめてほしいと思う。

P34 はじめる一歩 ロータリーソング
ロータリーソングの由来、歴史、そして意義がわかりやすく紹介されている。東京でメーキャップをすると、オリジナルソングや伝統的な歌(例:新橋RCの鉄道唱歌など)を歌うところに遭遇する。ロータリークラブを理解する上で読んでほしい記事。

<縦組>
P10 卓話の泉
「札幌ラーメン秘話」は地元の関係者ならではの話。ラーメン秘話も含め、「成年後見制度について」と「ビタミン発見と脚気」はそれぞれ職業を通じた話で、ロータリーの卓話としてふさわしいと感じる。このコーナーをプログラム委員長に読んでもらいたい。

P14 言いたい聞きたい
Eクラブについての意見が掲載。Eクラブは存在してもよいがそのあり方には大きな課題があると思われる。ネットでメーキャップできる安易な存在になってはいけない。Eクラブ自体をよくは知らないロータリアンも多いが、一度じっくりと誌上でも特集されてもよりのではないだろうか。

P20 友愛の広場
GSEキャンセルやむなきという投稿は感じ入ってしまった。たいへんな準備とそれお乗り越えた受け入れの期待感が表現されている。福島の抱く不安はわれわれは無視できないし、常に支援していかなければならないと感じさせる記事。

P23 ロータリーアットワーク
当2730地区の指宿RCの記事が掲載。今後も当地区からたくさん掲載されるよう広報・雑誌・IT地区小委員長としてはがんばりたい。

P31 ロータリーアットワーク
上里RC解散例会 残念なことであるが、事実として認識すべきこと。当2730地区にも会員数が極端に少ないクラブが存在している。解散する勇気も必要と感じる記事。クラブ数の維持も大事だがトータルの会員数増加も大きな目標と割り切るべきか。考えさせられる記事であった。