『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2014年5月15日木曜日

2014年5月号のみどころ

今月の表紙は、活き活きとした鯉のぼり、人口200人足らずの過疎の村で子供の数より多い50尾もの鯉が新緑の中を泳ぐ、人恋しさが見える絵、と、ひたすら待つことが作品を創る野生動物の絵。震えるようなドキドキ感が伝わってくる。

頁をめくってロン・バートンRI会長のメッセージ。ポリオ撲滅はロータリアンの誇り、29年を費やした活動が今まさに「あと少し」を迎えている。ゲイツ財団という頼もしいパートナーを得た今、世界中のロータリアンと共にポリオ撲滅を実践し世界を永遠に変えることが出来ると確信している。と檄を送る。

今月の特集は「わたしたちの活動」RI戦略の優先項目「公共イメージの向上」に果たす地域活動の役割。アクトと共同で取り組む沖縄サンゴの再生、小中学生に職業意識を持たせるという取組に職業人ロータリアンがゲストティーチャーとして参加、子供囲碁フェスタの立ち上げ、市内各校の生徒会役員を集めての「学校いきいきスローガン」の選定、子供たちへの食事マナーの研修、理科教室「サイエンスクラブ」の開設、陶芸教室「こども 土と遊ぶ展」。注目したのはローメンという地元の麺2000食を並べてギネス世界記録を取った中学生。どれも極めてユニークで地域性があって、地域のマスコミが記事にしたがるアイデアがある。これは真似させてもらおう。

ガバナーのページには当地区の大迫三郎ガバナーメッセージ「人格と生産性」、ロータリーはリーダーとしての人格の陶冶と人徳の練磨が目的であり、その努力が生産性の向上に繋がる。との持論を展開されている。
この他、興味を惹いたのは「WHOが東南アジアでポリオ撲滅を宣言した」という記事。何処よりも撲滅が難しいとされていたインドが入っていて驚いた。残りはアフガニスタン、パキスタン、ナイジェリアの3か国。撲滅は夢じゃない!
ともう一つは「Rotary今・・で紹介された[衛星クラブ]。新しい定款・細則にいきなり衛星クラブの記述があり、次年度クラブ定款・細則の変更を模索していたクラブ研修リーダー(私)には???やっと今理解できた。要するに朝でも夜でも例会は親クラブとは別に開く「クラブ内のクラブ」であり、20名の定足数を満たし独立するまでの暫定的形態、ということかしらん。真ん中に挟んである「GLOBAL OUTLOOK」にも衛星クラブの解説がある。そのまま取り出せるこのページは会員増強維持のためのテキスト。要保存です。

縦組「SPEECH」は発達障害についての福島学院 星野仁彦教授の講演要旨。「社会に出たら大事なのは方程式でも微分積分でもなく、ソーシャルスキルとライフスキル」だという主張、まったくその通り。ただその症状が個人の性格なのか病状なのか分らないらしく、原稿を読んでいくうちに「あれ、これってまったく僕の症状じゃない」と結構不安になる。注意力散漫だし、落ち着きがない、「ハマル」し「キレル」、ギリギリまで仕事をしない等々・・
でもその症状に気付いていれば充分コントロールできるらしい、また職業との相性も影響する、自分は正しい職業選択だったようだ、ホッ。

今月は友愛の広場に指宿RCの大重勝弘GNデジグネートロータリーアットワークに佐土原RCの「Xmasカップバレーボール」俳壇に鹿児島東南RCの柿元敬一会員の作品が掲出されている。地区委員としてかなり嬉しい。