『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2012年8月16日木曜日

2012年8月号のみどころ

表紙の写真が復活した。迫力満点の竜頭をまん中に据えた三池祇園祭の山車。影富士と呼称される霊峰富士山の壮大な影。かたや歴史ドラマ、かたや大自然のドキュメントが縦組28頁「表紙のメッセージ」を読むと甦る。

横組み巻頭は田中RI会長メッセージ。「ロータリー・モメント」ロータリーでの感動体験を語る事こそが、増強の近道、相手の心に訴え、友情を築く力を持つ、その通りだと思う。8月は会員増強、拡大月間、「会員増強成功の秘訣」と題した対談が5頁、全国のクラブからの投稿が6頁。日本国中ほとんどのクラブが会員の減少に悩む中、10名増員、20名増員といった景気のいい話が並び唸ってしまった。ただ言えることは、活気のある、勢いのあるクラブには人が集まるという事。面白かったのは、浜田RCの喫煙メンバーによる増強委員会。確かに虐げられた喫煙族の絆は強い、喫煙ルームの委員会は効果があると納得した。もう一つのアイデアは、わが2730地区高鍋RCの「一人入会毎に新会員歓迎会」作戦。これも楽しい。次が「いのちを守る」ポリオワクチン投与のため週末を利用してインドを訪れるロータリアンの紹介。鋭いカメラアイが見事なロータリー精神を伝える。「成田発デリーゆきの飛行機に搭乗したロータリアンが積み込むのは、一つの使命だけ」何てすばらしい讃辞だろう。

 冊子のセンターに切り離して保存する様、編集された「ロータリーの基本知識」。当地区でもロータリーを知らないロータリアンが多すぎるという批判が多く、研修の充実が叫ばれているが、この切り抜き頁を読むだけで概ね理解できるのでは・・

横組み最後のコーナー「はじめる一歩」ロータリーにNOはないという伝承、まだまだ次期尚早という大役が回ってきた時の決まり文句。「NO」と言わずにロータリーの活動をしている人たちは、ロータリーの本当の楽しさを知っている、という二神編集長の一言。まさにその通りだと思う。
縦組み最初の頁「SPEECH」飯館村 菅野典雄村長の「までいライフ」の提案。明治維新で武士の時代が終わり、第二次大戦で軍人の時代が終わり、原発事故で金持ちの時代が終わった、時代が詠めないものは滅びていくという事のようだ。「までい」とは真手、両手を添えて、つまりじっくり時間をかけて、こころを尽くして生活する、そのためには資源を大切にし、助け合って生きるという事なのだろう。最後に歌壇に奄美RC 大野さんの作品が掲載された。腰上げ運動20回、これも「までいライフ」でしょうね。