『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。
ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2019年6月13日木曜日


  『ロータリーの友を読もう』6月


                   R友地区代表委員 深尾兼好

今月は広報特集に原稿依頼を受けました。

P7~P15までのクラブ広報力特集に
「広告のいろは」というテーマで3頁

私は広告屋を生業としておりますが、広報と広告の違いをしっかり
分析したこともなく、広告のおまけのように扱っておりましたが、
キチっと整理してみると、
コミュニケートする方向性が微妙に異なることが解りました。

クラブから寄せられた広報ツールもこれは使える!と思えるものが多く
有意義な特集になったと言えそうです。

Webが登場し広告市場は大混乱の様相を呈していますが、
それぞれに役割があり、Webを核としたクロスメディアと言われる時代でも
既存メディアは生き残れることを確信しました。いい機会を頂き感謝です。

改めてトップページのRI会長のメッセージを見ると、
「インスピレーションになろう」と呼びかけて1年。
「若いイノベーター」と呼ばれるロータリアン、ローターアクターが
確かな自覚のもとに世界を救うべく活動を開始したことが書かれている。

感動を与える存在。今考えると「インスピレーションになろう」とは
素晴らしいメッセージであった気がする。

16頁からは『規定審議会の報告』
2017年から立法案のうち決議案はすべてオンラインで審議することに
なったため、
制定案(RI定款・細則、標準クラブ定款の改定)のみ117の審議となり、
うち25件が日本からの案件ということで、
日本の関心も結構高いことが覗えた。

最も話題になったのは、

一旦否決された案件がバリー・ラシンRI会長の熱弁で覆された1件。
これはRACが別の組織としてRIに加盟できるようにRI定款を改定しよう
という提案で、RACを奉仕の真のパートナーにするためにインスピレーションを与えたい。という会長の信念が受け入れられたことを意味する。

もう一つは

前後14日間」というメイキャップ規定が「年度内」に緩和された件。
例会回数に続く規制緩和で、規則順守を誇りとする日本のロータリアンが
どう対応するか?興味津々といったところ。

次が米山梅吉翁にまつわる逸話の信憑性についての疑問を集めた頁。

 曰く「例会は人生の道場」という有名な言葉。
 曰く『米山はアメリカで法学を学んだ』説。
 曰く「シカゴ博でポールハリスと出会った」説。

どれも根拠がないようで、こうあればいいな、
という米山ファンの創作かもしれない、面白い頁

縦書きに移ってSPEECH 
40年前、日本人で最初にプロサッカー選手として、
当時の世界最強リーグのブンデスリーガを皮切りにドイツで9年間、
プロとして活躍した奥寺康彦氏の講演

プロとは名誉だけではなく、それで食べていく決意があること。
プロの世界では監督は選手に細かい指示などしないし、
チームメイトも何も教えてはくれない。
11人皆個人、個性もプレーも異なる中で、まず自分を
確立しなければチームプレーも考えられない。

これは「自分さえよければ」という利己主義でもなければ、
功をひとに譲るお人よしということでもない。凄い世界だと感じた。

『クラブを訪ねて』は米山梅吉翁ゆかりの静岡、「長泉RC」。
クラブには子供向けの冊子『米山梅吉物語』もあり、
米山記念館を目指して全国からロータリアンが巡礼?に訪れるとか、
まさに日本ロータリーの聖地であろう。一度行ってみたいと思った。

投稿では、『歌壇』に宮崎RCの薗田潤子会員。
『ロータリーアットワーク』に、鹿児島サザンウィンドRC
宮崎東RCの共催で「第6回車椅子バスケットボール」の報告
掲載された。
あっという間の1年間、とはいえやり残したことが一杯。次年度頑張ります。